空き家活用と低所得高齢者住宅

 きょうは「大寒」、全国的にかなり冷え込んだようだ。先日、フェイスブックに「空き家対策」のことを書いた。昨日偶然、朝日新聞に三鷹市(東京)の「終(つい)の住まい」づくりが紹介されていたので、併せて紹介しておきたい。

 僕の知人M氏が以前、佐世保市長選に出馬した折、公約に「空き家対策」を掲げたことがある。--市が空き家を補修して、低所得者向けの「低家賃住宅」とする。苦境にあえぐ地元の建築業にとって仕事にありつけるし、低所得者も助かる一石二鳥という訳だ。

 選挙結果は、M氏の惨敗で実現することはなかったが、とてもいい提案だと思った。
 ところが、1月7日の朝日新聞で「危ない空き家、どうしよう~決め手なし知恵絞る自治体」という記事が載った。総務省の統計(08年)によると、全国の空き家は757万戸、住宅総数の13.1%を占めるという。

       空き家数と率

 人口減や高齢化で住宅需要が細り、解体費を出せない世帯も多い。所有者が死亡後、相続人が放置して固定資産税も未納というケースが多いらしい。長崎市、宗像市、豊前市などが独自策を進めたが「対応できる数は限られており、万能薬はない」状態だ。
 そこで、国や県が補助金を出してM氏提案を実現させたらどうだろうか。零細建築業者も低所得者も助かると思うのだが。ちなみに、M氏は結婚を機に、県北地区の老朽化した炭鉱住宅に移り住んでいる。家賃は1万円である。

          炭鉱住宅
            (炭鉱住宅)

 三鷹市では、地域の空き家を活用して、高齢者同士が助け合って暮らす「終の住まい」づくりが進んでいるという。――「グループリビング・みたかの家」。5LDKの民家を改修してミニキッチン付きの個室(約8畳)5部屋をつくり、エレベーターをつけた。配食サービスや地域交流の場を運営するNPO法人「ヒューマンループ・人の輪」が、空き家を15年契約で借りて改修した(費用は約3千万円)。入居費は家賃、光熱費、家事委託費、夕食代込みで月13万4千~14万2千円程度。医療や介護サービスを使い、最後の時まで暮らせるようにする考えだという。
 しかし、これは低所得者向けの「低家賃住宅」とは縁遠い話しだ。

          みたかの間の間取り
            (朝日新聞1月19日付)

 朝日の記事の最後に、「国も空き家に注目する。新年度予算案に1.2億円を盛り込み、低所得の高齢者向けに、空き家を使った住まい確保や生活の支援を新たに実施する方針」とあった。――方針はよいとして、予算案がたったの1.2億円で一体どうしようと言うのか?東京五輪、リニア新幹線、アベノミクスでは1千億円単位の話しだ。
 せっかく、低所得高齢者向けの空き家活用と生活支援を実施するのであれば、しっかりした予算を確保して欲しいと思う。
 独居老人と地域住民との交流の場として、地域活性化の基盤と位置付けて取り組む必要があるのではないか。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)