10.21~二つのメモリアルデー

 きょうは、いわゆる「メモリアルデー」だ。
 一つは「10.21国際反戦デー」。66年、総評が呼びかけた「ベトナム反戦統一スト」に48単産(労組)211万人が参加、世界労連もメッセージを寄せ、仏哲学者・サルトルは「世界初の労組による反戦スト」と絶賛した。私の大学入学の年でもあったのでよく覚えている。

 河を渡って逃げる母子2 ジョーンバエズ
 (ベトナム戦争。川を渡って逃げる母子)        (反戦歌手ジョーンバエズ)

 佐世保での原子力空母「エンタープライズ」寄港阻止闘争(68年)の2年前のことである。
47年後の今日、経済闘争のスト批准を行っている組合は私鉄総連などごく僅かである。政府が、国の最高規範である憲法「改正」や「秘密保護法」制定の動きを強めている時、労働組合はストライキなど実力行動で阻むべきだが、その気配はゼロである。

       学徒出陣2
        (神宮外苑での壮行会)

 二つ目は「学徒出陣」の日だ。太平洋戦争の戦局が悪化する43年、徴兵猶予の学生たちが勅令で兵隊になり、10月21日、神宮外苑での壮行会に学徒兵として銃を携えて行進した。 
スタンドを埋め尽くす女子学生たち。学業半ばにして涙ながらに見送られた学生の多くは帰らぬ人となり、未来の夢を断ち切られた。学徒兵は10~20万人と言われるが当時の政府に記録が無く、いまだに学徒兵の総数も戦没者数も定かではない。

        学徒出陣を巡る動き

 「いぬのおまわりさん」や「サッちゃん」の作曲で知られる大中恩さんも、学徒兵の生存者だ。「戦後も、大声で戦争の是非を語ることはできなかった。自分の音楽にしか込められない思いがあった」と語られている。
 また、学徒出陣の調査を続ける慶応大の白井厚名誉教授は「国民の心を完全に『戦争モード』に切り替える効果があった」と指摘される。

  大中恩2  白井厚
   (作曲家・大中恩)             (白井厚・名誉教授)

 政府は、7年後の「東京オリンピック」に向けて国立競技場を建て替える計画だが、敷地内にある「学徒兵慰霊の碑」を“一時”撤去するとしており、生存学徒兵や遺族らが抗議している。

 そう言えば、先日、ピースボートでの平和の旅を終えられて、フェイスブックにその思いを書き込まれている武者小路公秀先生のお誕生日が「10月21日」だった。おめでとうございます。ご夫婦共々健康に気をつけられて、ますますご活躍ください。

きょうは、あらためて戦争の酷さと平和の尊さを考える一日としたいと思う。
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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)