「9.11米国同時テロ事件」から12年に想う

  きょうは、「9.11米国同時テロ事件」から12年目。❛五輪フィーバー❜にかき消されたのか、TVや新聞報道は殆ど見受けられない。朝日新聞が12面で特集を組んでいたくらいだ。
 
WTCに突っ込む2機目   グランドゼロ

(2機目が激突寸前の世界貿易センタービル) (私も安保委視察団の一員として、グランドゼロに立った)

 私が事件を知ったのは、社民党議員研修会で熱海のホテルにいたときだった。
 この事件を機にブッシュ大統領は「テロとの戦争だ!」と叫び、主犯はウサマ・ビンラディン率いる武装組織アルカイダだと決めつけ、彼らを匿うアフガンのタリバーン政権を潰すと言って、アフガン戦争にのめり込んでいったのだった。

       アフガン国軍兵士

 米軍主導の国際治安支援部隊(ISAF)は来年末の任期切れを前に撤退を進めているが、タリバーンは自爆テロやゲリラ攻撃で支配地域を広げている模様だ。元々、腐敗まみれのカルザイ政権に統治能力はなく、米軍の一部を残すかどうか悩ましいところだ。

 米国内では、今度のシリア攻撃の是非を巡って反対世論の方が大きく、アフガン戦争を圧倒的に支持した世論は一変した。同様に、英国議会もシリア攻撃を否決した(8/30)。「間違った戦争」を反省・総括する市民の❛復元力❜がまだ健在だ。

 さて、日本はどうだったか。圧倒的支持を誇った小泉政権は、いち早くブッシュの尻馬に乗ってアフガン攻撃を「断固支持する」と表明。「テロ対策特別委」を開いて、にわか仕立ての「テロ特措法」をつくり海自艦船をインド洋に派兵して米軍を支援した。
莫大な血税をつぎ込み、なんらの「成果」もないまま、今日まで総括も反省もないままだ。

 ペシャワール会  アフガン灌漑用水路
(ペシャワール会と中村哲医師)      (アフガンの灌漑用水路)

 一方、中村哲医師ら「ペシャワールの会」は、アフガン国境で29年にわたる医療活動でパキスタンやアフガン人を救済し、井戸を掘り灌漑用水を完成させて農業で自活できるように導き、地元民から感謝されている。

 「9.11米国同時テロ事件」にはいくつもの謎があり、謀略説も少なくない。
私は、3年前の9月、長崎で「スーザン・リンダウワー&山崎サラ淑子女史の話を聞く会」に出席する機会があった。二人はそれぞれ数奇な運命を辿り、「9.11」後につくられた「愛国者法」の犠牲者で共に友人となった。

  淑子さん スーザンさん
  (山崎サラ淑子女史)             (スーザン・リンダウワー女史)

 スーザンさんは、「自分は当時CIA職員であり、テロ攻撃の情報をブッシュ側近(親戚)に報告したが、完全に握りつぶされた。ブッシュは最初からフセインを倒したかったのだ」「WTCビル崩壊直後、まだ原因が不明なのに『これはテロだ!』との放送が繰り返された。ブッシュ政権は、あらかじめテロ攻撃があることを知っていたのだ」と、衝撃的な体験を語った。

 憲法「改正」や集団的自衛権の行使に余念がない安倍政権だが、その前にまず国会でアフガン、イラク戦争の徹底した総括が不可欠だろう。
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No title

「この事件を機にブッシュ(パパ)大統領は「テロとの戦争だ!」と叫び」とありますが、ここはパパブッシュではなくてブッシュ(ジュニア)ではないでしょうか?

謀略説に関しては、わたしも幾つかビデオや記事などを見ました。中には突拍子もないのもありましたが、事件当事からそもそもウサーマ・ビン・ラーディンが首謀者なのか、あやしいなあ…と感じております。真の首謀者は誰なんでしょうね? やはり軍産複合体でしょうか? 今回のシリア攻撃ではオバマは決してブッシュ政権の轍を踏まないよう願っております。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)