“宇宙のロマン”も台無し!各国のロケット軍事利用競争

  暦の上では立秋を過ぎた。お盆が過ぎ夏の甲子園が終わると初秋だけど、今年の残暑はことさら厳しく熱中症で倒れる人が多いようだ。

 夏の夜空はロマンに満ちていて、宇宙に想いを馳せると俗世間の嫌なことを忘れさせてくれる、といったことをこのブログ(7/21)で書いた。
 今月5日のFBでも、宇宙ロケットH2B打ち上げのことを書いたが、少し付け加えておきたい。(社民党政審の友人Yさんから、「南種子島のホテル経営者が、営業に迷惑だとして打ち上げ差し止めを求めている」「推進剤に使われるヒドラジンという有毒物質がまき散らされる」と教えていただいた)

        H2Bロケット
          (H2Bロケットの打ち上げ)

 H2Bロケットが種子島宇宙センターから打ち上げられたのが今月4日未明。5千人もの見物客が打ち上げ成功に歓喜の声をあげたとのこと。積載された無人補給機は昨日、国際宇宙ステーションとドッキングしたはずだ。
 
     国際宇宙ステーション
      (国際宇宙ステーション)

 国際宇宙ステーションは、2年前に完成し運用終了予定は16年までだが、米国は22年まで延長を検討。運用終了までの総費用1540億ドルらしい。

      H-II_series[1]
 
 宇宙の研究には興味が湧くが、そこに軍事利用の狙いが隠されているなら歓迎できない。
 実は、H2Aロケットの打ち上げに成功した94年頃、ダニエル・エルズバーグ博士(ベトナム戦争極秘文書の内部告発で有名)が長崎で講演された時、聴きにいった。

               ダニエル・エルズバーグ
                (ダニエル・エルズバーグ博士)

 江田五月科技庁長官を訪ねた博士は、長官室の卓上のH2Aロケットのミニチュアを指して「これはICBM(弾道ミサイル)だね」と言ったという。
 博士の驚きは、「日本独自で、大気圏への再突入技術を開発したこと」だった。ICBMに不可欠の技術だ。

 その後、情報収集衛星(実質は偵察衛星)が打ち上げられ、08年には「宇宙基本法」が成立して、宇宙技術の軍事利用に道が開かれた。69年、宇宙の平和利用原則を国会決議してから40年余、まさに隔世の感がある。

        情報収集衛星を打ち上げるH2A
          (情報収集衛星を打ち上げるH2Aロケット)

 要するに、大国同士、何かと理由をつけ技術を競い合って、宇宙空間で“覗き見”“盗み聞き”ゴッコをしている訳だ。この有り様では、宇宙のロマンも萎んでしまう。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)