文民統制が危ない!運用企画局の廃止

  参院選も最終盤を迎えたが、その隙を衝くように防衛省の「運用企画局」が来年度廃止される。
 日本は、過去の戦争の反省から、自衛隊に対する厳しい文民統制(シビリアン・コントロール)を敷いてきた。

           13.7.18朝日・文官、運用企画局廃止へ
             (朝日新聞 13年7月18日付)
 ところが、90年代に入ると、PKO派遣や日米防衛指針見直しなどを契機にして、「制服組」の権限が強まり文官による統制は緩んできた。

      首都ジュバを行進する陸自隊員
        (「防衛白書」24年版より)
 
 とくに、「守屋次官=山田洋行事件」以来「制服組」はすっかり萎縮し、イラク戦地派遣で「制服組」へ口出しできないほどになったらしい。今では、防衛相補佐官に統幕OBが起用されるまでになった。私が、こうした「文民統制」の機能不全についてレポートしたのは4年前だった。

           シリーズ:戦争と平和
             (「長崎消息」09年6月号より)
 
 来年度から、自衛隊の運用は「制服組」の統合幕僚監部に一元化される。自民党が掲げる国防軍創設に先行する仕組みの変更である。
 国会では与野党を問わず、「軍の独走や侵略などありえない」「現場のことはプロ集団に任せよう」といった空気に包まれている。自ら「文民統制」を放棄したに等しい。

       防衛省の組織図
         (「防衛白書」24年版より)

 国際貢献の美名下で「海外での武力行使」(集団的自衛権)を認め、日米同盟の深化を理由に米国流“侵略”に加担する。このままでは、自衛官が海外で“血を流す”事態もそう遠くない。残念ながら、この分野に国民の関心は薄く、まるで“火事場泥棒”に等しい所業だ。

      海兵隊との共同訓練
        (「防衛白書」24年版より)
      国産10式戦車
       (「防衛白書」24年版より)

 「軍産癒着」や「自衛官の人権」などの観点から、政治と自衛隊の暴走に歯止めをかけよう!そのことが “第九条”を活かすことにつながると思う。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)