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スポーツ界の相次ぐ暴力・不正事件を糺す

 スポーツ界の不祥事が絶えない。――アメフトの悪質タックル、相撲界の暴力事件、日本レスリング協会のパワハラ、日本ボクシング連盟の助成金不正流用や不正判定など相次いでいる。つい最近、日本体操協会でもコーチが女子に暴行を加えて登録抹消処分を受けたが、そのコーチは佐世保出身である。

     アメフトの悪質タックル

 報道では、「スポーツの組織運営では、古い体質が払拭できず、勝利至上主義や厳しい上下関係が続いてきた。勝つためには、時には体罰もやむを得ないという悪弊がいまだに残っていないか。スポーツ界の常識が取り残されているのではないか」と指摘している。

 振り返ってみると、高校の「体罰問題」が続出したのは5年ほど前だ。片山杜秀氏(政治学者)が「体罰 近代日本の遺物」と題して、次のように述べている。(朝日新聞 13.2.19)
――軍隊での暴力的指導はいつからのことか。日清戦争の頃の兵学校は暴力と無縁だった(故・鈴木貫太郎・連合艦隊司令長官談)という。
 転機は日露戦争。超大国ロシアに苦心惨憺のやりくりの末、何とか負けずに済んだ。
 仮想敵国は西洋列強ばかり。しかし、日本は人口も武器弾薬も工業生産力も足りない。結局、期待されたのは精神力だ。戦時に動員されうる国民みなに、日頃から大和魂という名の下駄を履かせる。やる気を示さぬ者には体罰を与える。

     軍事教練
     (軍事教練)

――軍隊教育だけではない。大正末期からは一般学校に広く軍事教練が課された。過激なしごきは太平洋戦争中の国民学校の時代に頂点をきわめた。
 戦後、日本から軍隊は消えた。しかし、暴力的指導の伝統はどうやら残存した。日本人は西洋人に個人の迫力では劣っても、集団でよく統率されれば勝てる。そういう話は暴力的な熱血指導と相性が良い。体格の立派な外国人と張り合うスポーツの世界ではなおさらである。

 現在も、国際競技で日本のサポーターなどは「それ行け!〝大和魂〟だ!」と大声で叫んでいるのを見かける。
 また、自衛隊内でもいじめや人権侵害行為が続発しているが、訴訟の場で国側は「『指導』の範囲内」などと言い訳をしている。自衛隊は旧軍とは別と言うが、先に紹介した「暴力的指導」を引き継いでいると言わざるを得ない。

 スポーツ各界の幹部の交代などでは、こうした暴力行為や不祥事を無くすことはできない。組織外の委員による公正な専門委員会の設置が必要ではないか。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)