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Author:FC2USER537587ATX
今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)


「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン」ー北朝鮮問題を読み解く

 現在、12後に迫った平昌冬季五輪への南北合同チームの是非を巡って話題が沸騰しているが、北朝鮮はその存在感を示すことに躍起だ。
 北朝鮮は冬季五輪の前日を「軍創設記念日」に定め、韓国は「五輪閉幕直後に米艦軍事演習を再開」と応酬する。

       ザ・ペニンシュラ・クェスチョン

 ところで、「ザ・ペニンシュラ・クエスチョン」という本がある。「朝鮮半島第二次核危機」と題する名著だ。作者は船橋洋一氏(元朝日新聞社主筆)で、米ブルッキングス研究所の協力を得て「六か国協議」の関係国を徹底取材したもので、2006年刊行。
 かなり分厚い本だけど、北朝鮮の核開発を関係国がどう見ているかが手に取るように分かる。

       六者協議2003年

 朝鮮半島の「第一次核危機」は、1994年、北朝鮮の核開発が判明して米朝間が緊張した時である。カーター元大統領が訪朝して金日成主席と会談し、核開発の停止と引き換えに「軽水炉提供」を約束して収まった。


 「第二次核危機」は、2006年7月、北朝鮮のミサイル発射である。米朝間の「枠組み合意」や日朝間の「平壌宣言」は反故になった。
 なぜ、北朝鮮は、ミサイル発射を行ったのか。――米国に真剣に関与させるため、中国の圧力を牽制するため、核保有国として扱ってもらいたいため、軍部が発言力を増大してきたためなどの理由が考えられる。クリストファー・ヒル米国務次官補は上院公聴会でそのような理由を挙げた。

       クリストファー・ヒル&金桂寛

 北朝鮮の核危機は、北朝鮮が世界の潮流から取り残され、歴史から取り残された深いアイデンティティ危機と体制の危機を内在させている。
 恐ろしいのは、北朝鮮が、その喪失感と疎外感の表出を核に求め、しかも、「恐怖競争」の面での優位性を信じているように見えることである。

 「9.11米国テロ」後は、テロと核との結びつきに対する戦いが加わってきた。北朝鮮の核危機は、世界の核状況危機の表れでもある。

       wor1702120009-p1[1]

 北朝鮮の核・ミサイル問題は「圧力」一辺倒では解決せず、米(韓)朝戦争への危険を孕む。結局、「六か国協議」を再開し、その場に北朝鮮を導く以外にないのではないか。
 折しも、読売新聞がジョン・メリル元米国務省情報調査局北東アジア室長にインタビューしている。ジョン氏は、元米政府高官や識者が北朝鮮高官と意見交換を行う「トラック1・5」の協議に関わってきた。
 話しのあらましを紹介しておく。

       18.1.19読売・北と対話、今こそ好機
       (ジョン・メリル氏。読売新聞1/19付)

――今我々が必要なことは、より永続的に機能するものを利用することだ。
正恩氏が最高指導者になった後、長続きはしないとの予測が多かったが、それから6年以上が経過した。正恩氏は権力を掌握し、戦略兵器を開発したが、まだ成し遂げていないのは、近隣諸国との関係改善だ。だから、今が対話を進める好機だ。
 米国は1941年に日本に圧力をかけ続けた結果、日本を対米開戦に追い込んだ。核ミサイル攻撃能力を持つ北朝鮮を同様の立場に追い込むべきではない。
 北朝鮮が対話姿勢を見せているが、米国の圧力策は一つの要素に過ぎない。正恩氏には行動計画があり、その計画に基づいて対話を進めている可能性がある。

       小泉=金会談

 小泉元首相は2006年、ブッシュ大統領に「北朝鮮のような国は、首脳間で直接対話しないと物事が進まない」と、北朝鮮の核・ミサイル問題解決に向け、高いレベルでの米朝直接対話を促した。二度にわたって平壌に乗り込み、拉致被害者を連れ戻してきただけに、実感がこもっていた。

日本は今こそ、米朝の橋渡し役を果たすべきだが、安倍政権は「圧力一辺倒」でその無能さをさらけ出しているのがいかにも情けない。
 
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