佐世保大空襲から68年、戦争と平和を考える

 きょう、佐世保大空襲から68年目を迎えた。私が生まれる2年前の出来事だ。

B29爆撃機
  (B29爆撃機)

挿絵・村上
  (挿絵:村上新一郎氏)

 佐世保市史などによると――6月28日午後11時50分過ぎ、米軍機B29(141機)が襲来して2時間で一千トン余の焼夷弾を投下。焼失面積178万㎡(市街地の三分の二)、戦災家屋12,106戸(全戸数の35%)、罹災者60,734人(内、死亡者1,229人。空襲犠牲者遺族会調べ)という大惨事となった。

空襲1
  (空襲直後の市役所周辺)

 佐世保市は、毎年、庁舎1Fロビーで「佐世保大空襲」の写真を展示し、今日午前10時には慰霊のサイレンを鳴らし、市民会館で空襲犠牲者追悼式を行う。

市役所の空襲展

空襲慰霊祭2

 これらの行事は、佐世保空襲を語り継ぐ会や空襲遺族会などの長年にわたる活動と働きかけがあって、実現したものだ。

慰霊碑
 (佐世保公園の空襲犠牲者慰霊碑)

 きょうの午前中、久しぶりに弓張岳の展望台に行って、佐世保港の全景をデジカメに収めた。すでに廃業閉店していた店舗は解体されて、同時に港の歴史と軍事施設などをアナウンスしていたチャイム設備もなくなっていた。

空襲資料室

 その帰り道、佐世保空襲資料室に立ち寄ってみた。年配の女性が二人おられ、見覚えのある女性(たしか、「退職女教師の会」)が見学にきた若者に丁寧に説明されていた。
語り継ぐ会や遺族会は長年にわたって、「佐世保空襲資料館」の創設を求めたが、廃校となった戸尾小学校跡の再利用として市民活動交流の「させぼエコプラザ」が開設された。 

エコプラザ

 06年、その一室に「佐世保空襲資料室」が設けられたがとても手狭で、贅沢な「防衛資料館」に比べてあまりに貧弱だ。開館日は火曜~日曜(10:00~17:00)で、資料室のメンバーがボランティアで運営に携わっておられる。

犠牲者名簿

千人針

焼夷弾
 (焼夷弾)

もんぺ
 (軍服ともんぺ)

木製銃
  (木製銃)

陶製手りゅう弾
  (陶製手りゅう弾)

 佐世保空襲に関しては、「火の雨」(佐世保空襲の記録編集会編)や写真集「占領軍が写した~終戦直後の佐世保」(芸文堂)、市制百周年記念「佐世保の歴史」などがある。

火の雨
 
米兵士と子ども
  (写真集「占領軍が写した終戦直後の佐世保」より)

 きょうは、空襲犠牲者に哀悼の気持ちを抱くとともに、その前史とも言うべき大陸への侵略・植民地支配の拠点・佐世保に思いを馳せ、戦争の悲惨さと平和の尊さを後世にしっかり伝える誓いの日としたい。
 (※6/30の新聞記事を追加しました。)
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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)