季刊誌『通販生活』~反原発・憲法特集がおもしろい。

  普段気にもとめなかった、季刊誌『通販生活』。

     IMG_20170131_205656.jpg

 いつも買い物に行くスーパー「エレナ」店で、雑誌棚を見ていたら『通販生活』が目にとまった。落合恵子と小泉純一郎・元総理の「脱原発」対談。与野党議員による「国民投票法と憲法9条」特集。アフガニスタンの子どもたちをドイツの国際平和村で治療するための寄付の呼びかけ。・・・など内容豊かで、本誌の編集方針は「脱原発」「護憲」に徹している。

     IMG_20170131_210433.jpg

     IMG_20170131_210519.jpg

 価格はたったの180円なので、かなりの読者層がいるのだろう。今回は、落合恵子と小泉純一郎・元総理の「脱原発」対談の内容を見てみたいと思う。長くなるのをご勘弁願いたい。

――「総理のときは『安全、安い、クリーン』という原発3大スローガンを鵜のみにしていました」。(小泉氏)
小泉さんと考えが違う分野はありますが、原発ゼロの提唱には心から敬意を表します」。(落合さん)
 私は総理を辞めて、さまざまな書物を読んで「これはゼロにしなければ」と自信を持った。「過ちは改むるに憚ることなかれ」だと思ってね。(小泉氏)

     img172.jpg

 福島原発事故から6年、「40年で廃炉」という約束もうやむやにされました。再稼働している原発は2基ですが、再稼働が許可、審査中の原発もある。再稼働の是非こそ衆議院選挙で問われるべきではありませんか。(落合さん)
 そうですね。野党がまとまり「原発ゼロ」を争点にすれば自民党は衆院選で負けますよ。柏崎刈羽原発が最大の争点となった新潟知事選では、自民・公明と連合が応援した候補が負けた。鹿児島も原発再稼働に反対した三反園さんが突然立候補して勝った。いままでの政治的常識を覆したね。(小泉氏)
 野党第一党の民進党が、はっきりと「原発反対」を打ち出せていない。(電力会社の労組への遠慮から)
 電源三法交付金を受け取る市区町村の選挙だとまだ推進派も強いかもしれないけど、そうでない選挙であれば反対派が勝つと思います。(落合さん)

―― 福島原発事故のとき、推進派の3大スローガンに疑問をもつようになった。原発導入の経緯や実態などを本や映画で勉強しました。『100,000年後の安全』(09年、フィンランドほか)という映画を観たことも、原発ゼロへの思いを強くさせたな。(小泉氏)
 小泉さんは実際に核廃棄物最終処分場「オンカロ」にも行かれています。(落合さん)

     img170.jpg
     (フィンランドで建設中の核廃棄物処分場「オンカロ」)

 13年春に経済界の人たちから「視察に行かないか」と誘われたんです。何と、三菱重工、東芝、日立製作所の幹部が一緒に行きました。
 「オンカロ」を見て「地震や火山の多い日本で、こうした方法は無理だ」「原発は一刻も早くやめないといけない」と、確信したんです。(小泉氏)
――小泉さんは、「総理が決断すればすぐにでも原発はゼロにできる」とおっしゃっています。総理が公約として掲げた選挙に勝てば、「原発ゼロ」を実行できるということですね。(落合さん)
「そうです。与野党全てが反対だった郵政民営化に比べたら、原発ゼロの実現のほうがまだ簡単ですよ」。(小泉氏)

――「安倍総理にお会いして、『原発はやめたほうがいいよ』とおっしゃったそうですね」。(落合さん)
 (安倍総理の反応は)苦笑いするだけだった。だけど「原発への依存度を下げよう」とか言い始めた。ゼロじゃないとダメです。
 経産省が「原発のコストは安い」と言っているけど、大ウソ。交付金、廃棄物処分場など多額の税金が必要。
 もんじゅ(高速増殖炉)なんて、無駄遣いのいい例です。維持するだけで毎日5000万円ぐらいかかっている。(小泉氏)

――原発はクリーンもウソですよね。(落合さん)
 冷却水に使った海水は海に放出される。温暖化防止に貢献するなんてウソで、環境汚染産業だよ。
 経済界のある方からは「高い石油を買い、自然エネルギーなんてわずか。経済成長しなければならないから、やはり原発ゼロは無理ですよ」と言われた。(小泉氏)
 安全よりも経済優先。現実は経済的にも立ちいかないものなのですが。(落合さん)

     img169.jpg
     (風力発電の説明を聞く小泉氏と細川氏)

 推進派は、「寒い冬、暑い夏がくれば、電力不足。国民は原発の重要性を思い知るだろう」と言いました。
 でも、事故後の12年3月から13年9月まで54基あった原発が2基しか動いていない。13年9月から15年8月までは1基も動いていない。
 「3.11」以降原発ゼロ同然。省エネ技術も発展してきて、太陽光発電によって原発10基分以上の電力を供給している。(小泉氏)

――小泉さんは16年7月に「トモダチ作戦被害者支援基金」を細川(護熙元首相)さんらと設立されましたが、きっかけは何だったのですか。(落合さん)
 16年3月に日系4世のジャーナリストが、東日本大震災で米軍が「トモダチ作戦」として被災地で救援活動をして、兵士たちが被ばくしたことを教えてくれた。
 それで5月にサンディエゴに行って元兵士たちに話を聞いたのです。400人くらいが被ばくしたらしい。(小泉氏)
 兵士は国に対して「どうにかしてほしい」と言えないんですよね。(落合さん)
 言えない。だから、彼らは東電やGE(原発メーカー)などを相手に訴訟を起こしている。(小泉氏)

     img171.jpg

――小泉さんは原発事故で甲状腺がんになった日本の子どもたちを支援する「3.11甲状腺がん子ども基金」の呼びかけ人もなさっていますね。私もご一緒させていただいています。
「病気と放射線の因果関係が立証できていない」という批判がありますね。(落合さん)
 アメリカ海軍の医師も「放射線によるものと断定できない」と因果関係を認めない。だけど、目の前で苦しんでいる人を、見捨てるわけにはいかない。(小泉氏)
 元兵士も福島の子どもも、異常な状態なのは事実。因果関係が証明されるまで待て、と言うのか、ということですよ。(落合さん)

――私、日本の政治家の多くは、自分が人間だということを忘れておられるんじゃないかと思うんです。小泉さんは74歳になられましたけど、頼もしいです。(落合さん)
 クラーク博士は「少年よ、大志を抱け」と言ったけど、「老人でも大志を抱いていい」。私の大志は原発ゼロの実現。(小泉氏)
 国会中継などを見ていて「ふがいない!」って、腹立たしいんです。(落合さん)
 何のために政治をやってるんだと言いたいな。こんな大事な問題を。(小泉氏)


スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
カレンダー
03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

FC2USER537587ATX

Author:FC2USER537587ATX
今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)