ソマリア沖海賊対策への護衛艦派遣は無意味だ!

  ソマリア沖での海賊対策のため、今月20日、海自佐世保基地から護衛艦「きりさめ」が出港した。これまでの2隻派遣から初めての単独派遣となった。
 海自の派遣実績は、697回3709隻である。(外務省ホームページ)
 政府は縮小理由について、「海賊発生件数の減少」と説明する。実際、ソマリア沖の海賊発生件数は2011年の237件をピークに激減し、15年は0件、今年上半期も1件のみだ。

     ソマリア海賊2
     (ソマリア沖の海賊と統合任務部隊)

 しかし、深刻な理由は別にある。「中国海軍への警戒、北朝鮮のミサイル発射、海賊。3正面に対応するには、海賊に回す船を減らす必要があった」(海自幹部)のだ。
 海自が保有する護衛艦は46隻。そのうち海賊対策に従事するのは、26隻。ただ、大規模修理や訓練期などを踏まえれば、すべての護衛艦が稼働できるわけではない。

 振り返ると、テロ対策を理由に補給艦やイージス艦などをインド洋に派遣した当時、私はテロ特別委員会で「4隻のイージス艦は領海・領空防衛に必須の艦船ではないのか。海外派遣に使うと〝穴〟が空くのではないか?」と問い質したが、石破防衛相は返答に窮したものだった。

     護衛艦の活動
     (民間船舶を守る護衛艦)

 海自が海賊対策に乗り出したのは、2009年3月、「海上警備行動」を名目とした。同年6月、いわゆる「海賊対処法」が成立すると、日本以外の民間船の護衛も可能となった。
 11年6月、ジプチに活動拠点を置いて(初めての海外基地)P3Cなどを運用している。13年12月からは、「連合任務部隊(CTF151)」に編入されて行動している。

 海賊激減を認めながらもなお護衛艦を派遣するのは、全く税金の無駄遣いだ。むしろ、各国漁船の違法操業が今なお相次ぎ、海が荒らされて海賊が再び増えているという。
 ソマリアの漁民たちが漁で生活できるように、漁場の乱獲を取り締まることこそ必要ではないのか。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)