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DATE: 2016/11/21(月)   CATEGORY: 論評
路線廃止、無人駅化で地方の疲弊が進む
 国鉄の分割・民営化からやがて30年。全国的に「不採算の路線」は廃止されて、第三セクターやバスに切り替えられた。駅の無人化なども進み、お年寄りや高校生が苦労している。
 とくに、JR北海道は全路線の約半分にあたる10路線13区間は「単独で維持できない」と発表した。
苦境のJRは自治体に支援を求めるが、財政難に喘ぐ自治体にその余裕はない。

    廃止路線の推移
    (図:朝日新聞 11/19付)

 佐世保では、戦争に欠かせない石炭を県北地域の炭鉱から輸送するため、路線が佐世保まで延伸されたのだった。
国鉄時代、線路には蒸気機関車が黒煙をあげて走り、多くの鉄道マニアがカメラを構えるのどかな光景が見られたものだった。

     3ce9d601[1]

 国鉄民営化後、佐世保では松浦鉄道(MR)が運行しているが、青息吐息の状態だ。
 そもそも当時、国鉄の赤字の原因は「戦地から引き揚げてきた労働者」を大挙雇い入れたからだ。
 ところが、中曽根政権は「赤字解消」を理由に国鉄を分割・民営化した。その後、中曽根は「実は、国鉄労組を潰すためだった」と本音を吐露したのだった。

     Train_of_Matsuura_Railway_bounding_for_Haiki_Station_stopping_at_Sasebo_Station_(JR)[1]

 このような状況下、赤字覚悟で新幹線を地方にもってくるのは、もってのほかだ。
長崎の「フリーゲージ」方式は実験段階からうまくいかず、仮に運行できたにしても遥かに先にずれること必至だ。ところが、せっかちに新幹線用の新駅建設を進める自治体や財界などは「フル規格」路線を求める有様だ。国も自治体も借金漬けなのに、莫大な建設費用はどうするのか?

     imgConstFgauge02[1]

 いったい、この国はどうなっているんだろう?!
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