「連合」と民進党を問う

  労働組合のナショナルセンター「連合」。
 総評や同盟、中立労連などが合同して、1989年に結成された。約700万人の組合員を擁する日本最大の労働組織である。(会長:神津里季生。組合員数約686万人。連合H.Pより)
その連合は、国政選挙や主な首長選挙、地方選挙では「民主党」を支援してきた。

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     (連舫・民進党代表)      

 ここで、民主党(現・民進党)の足跡をおさらい風にたどっておきたい。
 1980年代後半から「リクルート事件」など〝政治とカネ〟をめぐる汚職が相次ぎ、後藤田正晴氏や小沢一郎氏らは「小選挙区制」と「政党交付金」の導入による政治改革を求めた。
 1993年、宮沢喜一内閣の政治改革四法案が否決され、小沢・羽田氏らは内閣不信任案に賛成して自民党を離党。同年の解散総選挙では、細川護熙・元熊本県知事率いる「日本新党」が大躍進、後に民主党の主要メンバーが多数当選した。いま話題の小池百合子も日本新党公認で当選し、政治生活のスタートを切っている。
 
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     (細川護熙・元首相)

 この選挙で自民党は大敗して野党に転落し、小沢氏らは7党1会派による「細川連立政権」を樹立したが、一年後に崩壊。鳩山由紀夫氏は「新党さきがけ」を結成、小沢・羽田氏らは「新進党」を結成し、これに社会党の一部が合流して「民主党」の源流となった。

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     (小沢一郎・元新進党党首)

 その後、新進党は解党していくつもの小政党が乱立、結果、1998年に新「民主党」が結成された。2000年、総選挙では新「民主党」が127議席(前回95議席)を獲得して、「二大政党制」の到来を予測させた。(私も、この選挙で比例区当選した)
 この時期、長年、社民党を支持してきた労働組合の大半は「民主党」支持にまわり、衰退の道を歩む。(当ブログ9/30付け)

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     (鳩山由紀夫・元首相)

 2009年、解散総選挙では、「政権交代選挙」鳩山代表率いる民主党が308議席獲得という〝なだれ〟的勝利を果たし(過去最高)、比例票でも政党名としては史上最高の2984万票という票を得た。
 2012年、民主党政権は、「政治とカネ」や「普天間問題」などで国民の信頼を失い、同年12月、野田内閣の総辞職で野党に転じた。
この民主党政権の時の大失態は、国民に今なお強く焼き付いている。

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     (神津里季生・連合会長)

 私がここで問題にしたいのは、最大の支持母体「連合」の対応なのだ。象徴的なのは「新潟知事選」に際しての連合の方針である。
 電力総連を擁する連合・新潟は、自・公推薦で原発推進の候補者を支援した。これを受けて民進党は「自主投票」とした。結果は、野党共闘の候補に敗れたのだった。

 「3.11福島第一原発事故」を境に、国民の原発に対する不信・不安はこれまでになく大きくなった。〝原発神話〟は完全に崩れ去ったのである。
 今年5月に起こった熊本の大地震で、そうした不安は一層深刻なものになった。

 こうした状況に際して、肝心の電力総連はどんな対応をしたであろうか?
電力会社や原発内部で働きながら、日頃より「内部チェック」した形跡はゼロに等しい。むしろ、会社と一緒になって「原発再稼働」を推進してきたのだった。
 もし、しっかり内部チェックをしていたら、あれほど酷い事故はもっと抑えられていたはずだと思う。

 来年早々の通常国会で冒頭解散、2月総選挙は現実味を帯びてきた。いまのままでは、安倍自民の圧勝となり兼ねない状況だ。
 
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)