核廃棄物の管理10万年という「超現実」方針

 先月27日、当ブログに故・藤田祐幸先生の「脱原発論」を詳しく紹介しておいた。
 その内容を裏付けるような事態が相次いでいる。

 一つは、原子力規制委が原発廃炉に伴う制御棒など放射能レベルが高い廃棄物について処分の基本方針を了承した(8/31)。
地震や火山の影響を受けにくい場所で70メートルより深い地中に埋め、電力会社に300~400年間管理させる。その後は国が10万年間、管理するという。
 電力会社の管理期間を「数万年とするのは現実的でない」とし、国による処分は地下300メートルより深い場所で10万年間管理する。

     放射性廃棄物の処分イメージ

 規制委は、冗談が過ぎる。
 人類が生まれたのが約20万年前。400年先まで電力会社が存続しているのか?10万年先に日本政府が、いや地球や人類が果たして存在するのか、絶滅していないか?
 藤田先生は指摘する。――「地下に溶け落ちた炉心の放射能は100年や1000年経ってみても、とうてい手に負えるものではない」。「10万年間管理するというが、その技術と安全性について検証のしようがない」。

 いま一つは、凍土壁の致命的欠陥が露呈したことだ(9/1)。凍土壁で遮蔽された下流のエリアの地下水位が、台風10号による降水量以上に上昇していた。東電は、上流の放射性物質で汚染された地下水が凍土壁を抜けて流れ込んだとみている。
 規制委の外部有識者からは、「計画は破綻している」との指摘も出ている。

     img056.jpg

 誰しも「責任」を負うことができるのは生きている間である。400年先とか10万年先なんて、責任をとりようのない話しではないか。
 政府や電力会社の「超現実的」な方針に愕然とする。あまりにも非常識かつ無責任である!!
スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

FC2USER537587ATX

Author:FC2USER537587ATX
今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)