米国の艦艇増配備は〝火に油〟だ~中国の南シナ海支配を巡って

 米国は、南シナ海を念頭に、フィリピン沖に空母2隻を展開したのに続いて、無人潜水艇を開発・展開し、バージニア級原潜の配備などを進める方針だという。

    米海軍無人潜水艇「シーハンター」
    (無人潜水艇「シーハンター」)

    バージニア級原潜
    (バージニア級原潜)

 たしかに、南シナ海における中国の動向は明らかにやり過ぎだ。西沙(パラセル)諸島にミサイル配備、南沙(スプラトリー)諸島では七つの岩礁を埋め立てて人口島を造成しレーダードームを備えて軍事拠点化している。

 南シナ海は、石油・天然ガス資源の存在と豊かな漁場で、中国、フィリピンのほか、台湾、ベトナム、マレーシア、ブルネイがそれぞれ領有権を主張し、境界線が重なり合う。
フィリピンは、沖合のスカボロ礁を中国に実効支配されて国際常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に仲裁手続きに踏み切り、近く判決が下される。


    南沙諸島とは

 私などは、「満潮時には水面下に沈むような〝岩〟を巡って争うとは、大人げない」と思ってしまう。だが、本国の意志と関係なく現場の軍が独自に挑発的行為に出て、相手の軍もこれに応戦し国どうしの争いに発展することは過去の例からもあり得ることだ。
米中両国は、全面衝突を避けるための「行動規範」作成に合意しているもの、具体的に進んでいない。

    米中首脳会談
    (米中首脳会談)

 4月には、「アジア信頼醸成措置会議(CICA)」の外相会議が開かれ、先月は、「アジア安全保障会議」が、そして今月22日、「北東アジア協力対話(NEACD)」も開かれた。
カーター国防長官は、「米国はこの先数十年にわたり、世界の最高位のリーダーであり続ける」と語った。であれば、時間はかかっても軍事的緊張を高めるのでなく、お互いの「信頼醸成」を深める対話を通したルールづくりこそが強く望まれる。

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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)