僧侶たちがマネーゲームとは!・・・この世も末なり

  私のご先祖は代々「真宗」だったらしいが、父が故あって「真言宗」に替えた。父はとても信心深く(得度していた)、毎月近くのお寺(真言宗)の住職を招いてお経をあげてもらっていた。
 
新聞記事
(朝日新聞 2013年4月22日付)

 その高野山真言宗が、最近、大きなニュースになった。お布施などを高リスクの金融商品に投入した問題である。運用額は関連法人を含め50億円超、宗務総長は騒動の責任をとって辞任したというのだ。
 あきれた!あの空海(弘法大師)が1200年前に開いた高野山真言宗。その歴史ある宗教法人がマネーゲームに現(うつつ)を抜かしていた。わが家も真言宗なので、とても嫌な気分である。

 高野山取材を半年間続けた朝日新聞の渡辺周記者によると、僧侶たちは高級ホテルで会議や会食をし、同宗代表の管長は運転手付きの高級車を乗り回す、その金銭感覚に驚いたと言うのだ。
 世相が混迷する現代にあって、宗教に心の救いを求める人も少なくない。しかし、僧侶たちのこんな醜態を見せつけられては、救われようがない。
 
 仏教人口は、世界の宗教のなかで6%ほど。お釈迦さんの教えは、インド~中国~朝鮮半島を経て、日本に伝来したのが6世紀。聖徳太子による仏教興隆は目覚ましく(7世紀)、以後1500年経るうちに13の宗派へ分かれたようだ。よく知られている宗派は、天台宗・真言宗(平安)、浄土宗・浄土真宗・曹洞宗・日蓮宗(平安~鎌倉)などである。

仏教13宗

 これらが56派に枝分かれして、現在、宗教法人として登録されている派は160前後もあるらしい。昔は、飢餓・貧困・抑圧などの苦しみ・悩みから神・仏の救いを求めたのはよく分かるが、当時に比べてこれほど豊かになった現代でも、神仏にすがる人々は後を絶たないようだ。
 
天台宗&真言宗
浄土真宗
(一個人・別冊「仏教宗派入門」より)

 最近の「新興宗教」には、いかにも怪しげなものも少なくないから、気をつけたほうがいい。無差別大量殺傷事件を引き起こした「オウム真理教」は極端だが、「信仰心もカネ次第」という訳で、高額の物品を買わされたり、多額の喜捨を求められて私財を失くした人もいる。

 私は、信仰心の厚い父と違って神仏を信じない「不心得者」だが、毎朝・夕に仏壇に手を合わせる。ご先祖を敬う気持ちからで、子どもたちにも幼い時からそのように躾けた。成人した現在、お彼岸やお盆などには自分でお墓参りに行っているようだ。

仏教を歩く

 私が、仏教に興味を抱いたのは、やはり大病を患ってからである。仏教に関する本などもたくさん出版されており、そのいくつかを読んでみて仏像の美しさに魅入られた。
 もしもの時に備えて葬儀について調べていたら、「葬式は要らない」(島田裕巳著、幻冬舎新書)という本に出会った。

葬式は要らない

――日本人は、葬儀にお金をかけすぎる(平均費用231万円)。見栄などはらずに家族葬などで済ませれば費用も安い。戒名は出家した僧侶が授かるもので、一般の俗人が授かるものではなく、俗名で葬られるのが自然である。……等々、知らなかったことが多くて、とても参考になった。
 
お寺は必要
      (一条真也著 双葉新書)

 お寺側から猛反発がでたのも当然だろう。お寺を維持するには300の檀家が必要らしい。しかし、少子化社会の流れの中でお寺離れは著しく、「檀家」という言葉すら知らない若者のほうが多い。葬式と保育園・幼稚園運営でなんとか維持しているお寺の❝崩壊時代❞がやってくるのは時間の問題のようだ。

 長々と❝線香臭い❞話を綴ってしまいました。今月で退院からちょうど一年、おかげで順調な快復具合で、食事制限もなくなり❝普通の生活❞に戻ることができました。神仏のご加護のおかげなどではなく、医師・看護師の治療や看護、家族の支え、友人たちの励ましがあっての快復だと感謝しています。やっぱり、もっと長生きしたいと思います。
 今月は母の命日。心から手をあわせて、南無阿弥陀仏。
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葬式要らない

浄土真宗の開祖親鸞上人は葬式はもとより「墓も要らない。自分が死んだら鴨川に放り込んで魚のエサにしてくれ」と言い、先祖の供養も「自分は親の追善供養などしたこともない」と言ったと伝えられています。いまでも高知県のある浄土真宗のお寺にはお墓はなくて、檀家の人たちがお寺に来るときには先祖の墓参りではなく、浄土真宗本来のご本尊である阿弥陀如来を拝み、法話を聞きに集まってくるのだそうです。浄土真宗のいう「善人なおもて往生す。言わんや悪人においておや」という悪人正機説は仏の目から見ればわれわれはすべて生きていくために何らかの殺生を行い、ウソをつき、人をねたみ、あざむく。まさに悪人でないものなどいない。その悪人をこそ救うために阿弥陀如来は発願されたのであるから、悪人こそが死んでのち極楽浄土に生まれることができるのだという教えで、被差別民の研究で知られる歴史家沖浦和光氏は、まさに親鸞の時代、貴族や武士に支持されていた既存の仏教は、大衆特に生きるために牛馬を屠り、その皮革で細工物をしたり、海や山で魚鳥獣を採り、肉を食べ生活してきた先住民たち、賤民と差別的に支配されてきた人々こそが阿弥陀如来の救いの対象であると説いたからこそ、浄土真宗は底辺で差別されてきた民衆に熱烈に支持されたのだと書いております。

わたしも今のお寺の坊主たちは自己保身からこの解釈をとらず、親鸞の教えを換骨奪胎して、体制補完の道具に自分たちの宗教をおとしめているのだと思っております。

さきごろ亡くなった三國連太郎は自分の義父は被差別部落の出身であったと沖浦氏との対談でも述べており、そのような出自から親鸞を深く理解し、「親鸞 白い道」という映画をつくっていますが、亡くなったときも、「葬式も戒名も要らぬ」と遺言していたと聞き、さすがだなと感動を覚えました。

小生も、連れ合いに「おれが死んだら再利用できる臓器はすべて提供し、使い物にならん残りはよく焼いてもらい、骨灰は庭やプランターの草花の肥料にしてくれ」と言ってあります。
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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)