COP21合意ーー何か胡散臭い

  いまや国際社会で温暖化の〝悪玉〟のようにいわれるCO2。――COP21(国連気候変動会議)では14日、196の国と地域が全会一致で『パリ協定』を採択した。
 しかし、温室効果ガス排出の「実質ゼロ」を目指す新枠組みの前途は、決して明るくない。

  私は、ずいぶん以前から「地球温暖化問題」に何か胡散臭いものを感じていた。
ある時、原発問題に詳しい広瀬隆氏の著書「国際石油戦争」を読んでいて、赤祖父俊一という人物の著書「正しく知る地球温暖化」(誠文堂新光社)を知った。
  さっそく読んでみて、まさに〝目から鱗〟であった。赤祖父俊一氏はアラスカ大教授を経て同大国際北極圏研究センター所長(00年~07年)を歴任した、北極圏研究の世界的権威である。
 以下、赤祖父氏の著書をもとにその主張の要旨を示してみる。

    15.12.15朝日・COP21パリ協定
    (朝日新聞 09.12.15付)

――現在進行中の温暖化の大部分は地球の自然変動であり、人類活動により放出された炭酸ガスの温室効果によるのはわずか約六分の一程度である可能性が高い。温暖化の六分の五は「小氷河期」という比較的寒かった期間(1400~1800年)から地球が回復中のためである。
――現在の温暖化は炭酸ガスが急激に増加し始めた1946年に始まったものではない。温暖化は1800年前後から現在まで連続的に進行しているのである。IPCC(国際気候変動パネル)は彼らの政治目的のため、小氷河期を軽視または無視した。
――IPCCは自然変動を充分研究せず、最初から炭酸ガス排出による温暖化を地球上の重大問題にすることを政治目的にしているため、気候学という学問が歪められてしまっている。
――IPCCの初代委員長は「2020年にはロンドンもニューヨークも水没し、北極圏のツンドラ帯は牧場になる」と予言していた。いわゆる炭素交渉は炭酸ガスが本当に減るわけではないので、狐と狸の化かし合いではないか。

    スティック曲線
    (赤祖父氏著書「正しく知る地球温暖化」より)

――政官民一体となって、「地球温暖化問題」について騒ぎ立てているのは日本だけではないかと思われる。日本の現在の状態は「米国前大統領アル・ゴアを救世主として温暖化狂騒曲で踊っており、報道はその調子を鼓舞して太鼓を叩いている」。
 「日本の将来にとって最も重要な問題は日本のエネルギーと食糧の確保」と指摘して、この後も続くが、省略する。

   2009.12.15北海道新聞(夕刊)
    (北海道新聞。夕刊 09.12.15付)

  この本の第4刷が出た直後の2009年11月、赤祖父氏の指摘を裏付ける重要な事件が発覚した。地球温暖化の根拠とされた「ホッケー・スティック曲線」など肝心のデータが歪曲・改ざんされていた証拠が見つかったのだ。IPCCの中心的な研究機関である英国・イーストアングリア大気候研究所(CRU)での出来事である。

    2009.12.15北海道新聞(夕刊)2
    (北海道新聞。夕刊 09.12.15付)

  この重大な事件は、米国の大統領盗聴事件「ウォーターゲート事件」になぞらえ、「クライメートゲート事件」と呼ばれた。
 赤祖父氏は言う。「CO2原因説も一つの仮定として認める。IPCCが温暖化の原因はCO2などの温室効果ガスと決めつけ、他の理論を排斥したり、発表を阻止したりしようとすることが問題なのだ」。

  もう一つ、本書の中では、温暖化=CO2を出さない原発推進という理屈には国際的な「原発カルテル」があるのではないかと疑ってしまう、との鋭い指摘があったことも付け加えておきたい。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)