ジプチに自衛隊初の海外基地

  「自衛隊の海外基地」というトップ記事があった――今朝の朝日新聞の連載「アフリカはいま」に載っていた。

自衛隊の海外基地
(朝日新聞2013年5月30日付)

 「ジプチ」……米軍がアフリカをにらむ唯一の拠点とされる。旧宗主国のフランスのほかに、ドイツやスペインは仏軍基地を間借りしている。

 日本が、ソマリア沖の「海賊対策」を理由に自衛隊を派遣したのは09年3月。「海賊対処法」の成立が同年6月である。それほど目立った反対運動は起こらなかった。

海賊対処法
(朝雲新聞2009年6月25日付)

❝武装解除人❞で有名な伊勢崎賢治さん(大学教授)が、ソマリア派遣になぜ猛反対しないのかと怒り「憲法九条は日本人にはもったいない」と皮肉った。
私が、ネットワーク市民ながさきに招かれて講演したのもその頃だ(09年1月)。

伊勢崎賢治氏
(朝日新聞2009年5月2日付)

 派遣されたのは、タンカーなどの警護に護衛艦、海賊警戒に対潜哨戒機P3Cやヘリ、輸送機C130、それらの警護に陸自部隊と、陸・海・空三自衛隊の❝統合運用❞である。

防衛白書より
(24年版防衛白書より)

 やがて忘れられた頃、ジプチに「恒久基地」が完成した(11年7月7日)が、「朝雲新聞」以外にほとんど報じられることもなかった。まさしく、「戦後初の海外基地」の誕生なのにである。

djibouti_1[1]

 なぜ、アフリカなのか?テロリズムの拡散もさることながら、「豊富な資源」が狙いであることは歴然としている。とくに、中国の進出と経済援助は凄まじい勢いだ。アフリカ各地で❝チャイナタウン❞が出現している。❝人類発祥の地❞と言われるアフリカは今なお、貧困・飢餓・疫病や紛争で苦しみ疲れ果てている。

img418.jpg
(「シリーズ:戦争と平和を考える」。近日中に貼り付けます)

 明後日から三日間、横浜市でアフリカ開発会議(TICAD)が開催される。各国による❝開発・援助❞合戦で、環境破壊がいっそう進むのではないか。なんとも憂鬱な気分だ。
 (この記事を書いている時、NHKクローズアップ現代で「アフリカ市場をねらえ~ニッポンの新戦略」が放映された)
 (※ 佐世保基地からは護衛艦「ゆうだち」がソマリア沖に派遣中である。)
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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)