元外務官僚・孫崎享さんの講演を聞く

 昨日、元外務官僚だった孫崎享さんの講演会に行ってみた。主催は、市民運動家数人が実行委員会を作り、県保険医協会や県平和運動センターなどが後援した。話しのテーマは、TPP、原発、安保法制と多岐にわたっていた。

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 私が、孫崎という元外交官を知ったのは6年ほど前。「日米同盟の正体」という本を読んでからだ。現在の「安保法制」を予感させる内容だ。米国追従の外務官僚の中にあって、異色の存在だったようだ。

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 もうひとつ孫崎氏の印象が残っているのは、鳩山政権が「普天間基地」の代替施設を県外に求めたときである。長崎県・大村市の海自航空隊基地の私案を提示した軍事評論家の田岡俊次氏は「鳩山勉強会の孫崎座長から頼まれたので」と語っていた。
 現在も、東アジア共同体研究会の所長などを務め、鳩山さんとは昵懇の間柄だ。

 孫崎氏の話し方はとても参考になった。
 たとえば、TPP問題では、「農業や医療以上に最も問題なのは、『ISD条項』です」といっていくつかの実例を挙げる。
 原発問題では、耐震性の基準値ガルを示して説明する。――規制委員会の一次テストの基準は「700ガル」で、菅官房長官は「世界一厳しい基準だ」と言う。ところが、福島原発は「460ガル」で壊れ、各地の地震を示す(阪神淡路818・中越2516・岩手宮城4022)。そして東日本大震災は2933ガルである。「再稼働」がどれほどデタラメかがよく分かる。

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 安保法制については、「集団的自衛権」のもつ意味を会場に「三つの文字で答えてください」と問いかける。これだけでも視聴者の関心度は一気に高まる。――会場からいくつかの答えがでるが、答えは「他衛権」ですと言って大笑いする。

     戦後史の正体

 いま一つは、メディアの報道のあり方を、具体的事例を挙げて「戦前・戦中に似てきた」と厳しく批判する。
 こんな調子で90分ほど話したあと、自分自身のことを大きくピーアールする。――「私のツイッターのフォロワーはいまや8万人ほど」と言いながら、スクリーンに映し出して説明する。
 終わったら、受付に座って自著「戦後史の正体」(13年発刊)をせっせと売っていた。

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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)