「暗闇の思想」と松下竜一

 作家であると同時に反原発、平和運動家でもあった松下竜一が亡くなってちょうど11年になる。きょうの朝日新聞のコラム「暁光を旅する」(葉室麟)に『暗闇の思想 新たな輝き』と題する松下竜一のことが綴られていた。

    AS20140507001215_comm[1]
    (松下竜一)

 私にとって松下竜一とは、豊前火力発電所の建設差し止め訴訟(73年~85年)を仲間と7人で闘う姿であった。
 彼が脚光を浴びたのは、言うまでもなく68年に自費出版した「豆腐屋の四季」がベストセラーとなり、テレビドラマ化されたことである。

    img588.jpg

 反原発や平和運動、住民運動などに関わる人で、「暗闇の思想を」を知らぬ者はいないだろう。訴訟の機関誌「草の根通信」は、松下が亡くなるまで続いた。私の友人M氏が松下に会いに行き、初対面だというのにいきなり「〝草の根〟という割には地元に読者は少ないですね」と言って、松下は憮然としていたらしい。

    007[1]

 私が松下と会ったのは、日出生台での米軍実弾射撃演習に反対する行動の時だった。
憲法第九条を守る運動では、松下たちは「赤トンボの会」というのを作って新聞に意見広告などを出し続けていた。

    日出生台にて
    (日出生台演習に反対を訴える松下竜一)

 上記の記事の最後に松下の言葉が綴られている。――「誰かの健康を害してしか成り立たぬような文化生活であるのならば、その文化生活をこそ問い直さねばならぬ」。
 土の香りが染みついた得がたい地方作家であり、あまりにも早逝(67歳)であった。

スポンサーサイト

comment

管理者にだけ表示を許可する

最新記事
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

FC2USER537587ATX

Author:FC2USER537587ATX
今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)