原発廃炉への道~〝核燃料デブリ〟との闘い

 世界最悪となった福島原発事故から、すでに4年が過ぎた。
 安倍首相は、国際社会に向かって「フクシマ原発は完全にコントロールされている」と大見得をきったが、事態は一層深刻になっている。

 膨大な汚染土壌や増え続ける汚染水、放射性廃棄物の処理及び貯蔵など、何一つ解決のメドはたたないままだ。
 なかでも、廃炉が決まっている福島第一原発の原子炉の中で、溶融した核燃料がどこにあるのか、何時ごろどのような方法で取り出すことができるのか、全く見通しがたっていない。
 
    燃料デブリ

 ところで、今月17日のNHKスペシャルで原子炉内の様子が映し出されていた。シリーズ:廃炉への道の第三弾「〝核燃料デブリ〟未知との闘い」である。
 溶け落ちた核燃料が原子炉の構造物などと混じり合った〝核燃料デブリ〟。今なお、一瞬で死に至る数千シーベルトもの放射線を出し続けている。
 今回、宇宙線(ミューオン)を使った〝透視〟や小型ロボットカメラなどの最新技術でデブリの姿を捉えようと試みている。

   ロボット・カメラ
   (原子炉内に着座したロボットカメラ)
   1号機の炉内
   (1号機の炉内の様子)
   日立&東電
   (日立と東電の作業チーム)

 米国スリーマイル原発事故では、デブリが原子炉内にとどまっていたので、11年かけてデブリを取り出すことができた。
 ところが、福島第一原発ではデブリが全て原子炉から圧力容器に溶け落ちて、カメラが捉えることはできなかった。
 今回の作業を進めたのは、日立・GEと東電で、放射線が強いため6グループに組んで交代して取り組んでいた。

   スリーマイルの核燃料デブリ
   (スリーマイル原発の核燃料デブリ)

 〝核燃料デブリ〟の所在をつきとめた上で、実際に取り出し処分・解体するのは約40年先だという。
 こうした厳しい現実をまるで無視するかのように、政府や電力会社、政治家らが原発の再稼働にやっきとなっているのは、まさに〝狂気の沙汰〟としか言いようがない。
 原発事故の前と後では、「廃炉」にかかる時間、労力、費用が桁違いなのだ。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)