キューバ危機から半世紀~米国・キューバ首脳会談に思う

 米国とキューバの首脳会談が実現した。アイゼンハワー米大統領とバティスタ・キューバ大統領の会談以来約60年ぶりの首脳会談となる。

  握手するラウル・カストロ議長とオバマ大統領
  (朝日新聞4月13日付)

 フィデル・カストロ(ラウル・カストロ・現議長の兄)らがバティスタ政権を倒すと、米国は国交断絶を通告し、カストロ革命政権打倒を狙って軍事介入するが失敗した(61年)。ソ連は、キューバにミサイル基地を作り準中距離ミサイル(MRMB)や中距離ミサイル(IRBM)を配備したことがきっかけとなって、米国は核戦争の臨戦態勢をとった(62年)。いわゆる世界を震撼させた「キューバ危機」である。

  サン・クリストバルに配置されたソ連のMRBM
  (キューバのサン・クリストバルニ配置されたソ連のMRBM)

 当時、中学生だった私にとって危機感をもつこともなかったが、後年、当時の映像を観て背筋が凍った覚えがある。キューバ上空を偵察飛行中の米軍機がソ連の地対空ミサイルで撃墜された。これに対抗して米海軍はソ連の潜水艦に爆雷を投下した。攻撃を受けた潜水艦では核魚雷の発射が決定されたそうだが、潜水艦隊参謀ヴァシリー・アルヒーボフの強い反対で核戦争は回避されたという。(62年10月27日)

  握手するフルシチョフ首相とケネディ大統領
  (握手するフルシチョフ首相とケネディ大統領)

 その後、フルシチョフ首相はケネディ米大統領の条件を受け入れ、キューバのミサイル基地を解体し、ケネディもキューバへの武力侵攻はしないと約束して、核戦争の危機は回避された。
 あれから半世紀の今年3月、ロシアのプーチン大統領がクリミア半島を併合する際、欧米の妨害を排除するために核兵器使用を準備していたとの報道があった。今なお核兵器への盲信から抜けきれないのが哀れですらある。

 さて、キューバは米国との国交回復を目指して、社会主義体制を維持しながら、ゆっくりとしたペースで市場経済化を図るとの見方がもっぱらだ。やっと〝カリブ海に春〟がくる。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)