ボーン・上田記念国際記者賞に杉山正・朝日記者

  「ボーン・上田記念国際記者賞」に朝日新聞国際報道部の杉山正記者が選ばれた、との記事を目にした(朝日新聞2月21日付)。
 国際報道で優れた成果をあげた記者に贈られるらしい。杉山記者は、アフリカで紛争の最前線に迫り、人々の絶望、悲しみ、希望といった思いを読者に伝えてきた、とある。

   マリからニジェールに逃れてきた子供たちと杉山記者
(マリからニジェールに逃れてきた子供たちと杉山記者)

 杉山記者は語る。――ナイジェリア、南スーダン、中央アフリカ、ソマリアなど取材は20回以上だという。伝聞や間接情報に頼りきれば、本質を見誤る場合がある。自分が見たものを積み重ねていくのが、事実に近づく唯一の方法だと思う。紛争では場所を変えれば被害者と加害者が逆転することもある。そして「勝者」が善悪を決め、ストーリーを作ってしまう。取材では危ない場所は日々変わる。信頼できる最新の情報を集める。通る道、泊る部屋の位置など細かい点にも気を配った。
 今回、評価を頂いたのは紛争関連の記事だが、国内外で、書かれる側の痛みを考えながら、顔が見える記事を書き続けたいと思う。

   杉山記者が伝えたアフリカの紛争現場

 ジャーナリスト・池上彰さんは「過激派を生む土壌を減らしていくための条件づくりの大切さ。『イスラム国』の残虐行為について、危険だからと言って近づかなくては、報道されません。報道することで、存在が世界に知られ、救援や対策が取られたりするのです。悲劇の存在を伝える。それが悲劇をなくすための第一歩なのです。」と語っている。

    15.2.21朝日・アフリカを見つめる - コピー

 サハラ砂漠以南のアフリカは、豊富な地下資源を背景に経済成長を続けているが、腐敗した政府のもとで富の再配分は進まず、食糧不足や飢餓が発生する。資源を巡る争いや民族・宗教対立で紛争が絶えない。2050年には人口が約20億人になると推計されているアフリカ南部。

 人類発祥の地とされるアフリカ、これまで西欧列強が支配を思うままにし、今も豊かな資源を巡る各国の思惑が渦巻く。私と親交があり、アフリカ通で知られた松本仁一さん(元朝日新聞編集委員)にぜひお話しを伺いたいものだ。

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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)