九電の料金値上げと原発再稼働は許せない!

  こんなひどい話しがあるだろうか!九州電力は、政府の認可を受けて家庭向け電気料金を今月から平均6.23%値上げした。年2700円の負担増となる。
 理由はいたって簡単で、原発が動かせず火力発電の燃料代などがかさんで大きな赤字となったから。しかも、原発が再稼働できなければ、再度値上げもあるのだと言う。

玄海原発
(玄海原発)
 
 ちょっと待ってほしい。経営が苦しいと言いながら、現役役員や顧問・相談役などへの高額報酬をはじめ、不透明で「別会計」のようなカラクリは温存したままではないか。
 原発立地や周辺自治体への大口寄付金(億円単位)なども全容は不透明で、結局は利用者の負担となるが、今後も続けると言う。

 例の「やらせメール事件」(※)も真摯な反省はないままだ。引責辞任したはずの会長や社長は、顧問・相談役として年収数千万円のご身分だ。また、九経連の新会長に初めて九電以外の麻生グループから就任するが、松尾会長(九電相談役)は「名誉会長」として残ると報道された。
    (※2011年6月、玄海原発2、3号機の運転再開に向け経産省が実施する
     「佐賀県民説明会」に際し、古川佐賀県知事と九電トップらが関連会社
      社員らに再開支持のメールを投稿させた世論偽装工作)
 
川内原発
(川内原発)

 値上げが嫌なら電力を使うなと言わんばかりの傲慢さだ。私が国政の場にいた頃原発推進派の議員らは口々に「原発に反対する連中は、冷蔵庫など電化製品を使うな」「ローソクで生活しろ」とうそぶいていたものだ。
 安倍内閣は、「発送電分離」と「総括原価方式」を閣議決定したが、電力業界の巻き返しは必至だろう。私たち利用者が、発電会社や料金メニューを自由に選べるシステム改革こそ急務だ。

 原発をめぐる問題点は、実に深刻でいくつもある。――火山列島に50基を超える原発。使用済み核燃料の処理と処分。(当初、想定してなかった)プルトニウムを燃やす「プルサーマル」などなど。

全国の原発マップ
(アエラ 2011年3月28日)
 
 そして、何より知ってほしいのは、ウラン採掘から定期点検、事故対処、❝核のゴミ❞最終処分に伴う「労働者被曝」の厳しい実態である。その殆どが下請け、孫請け労働者であることは、福島第一原発事故で露わになった。私が尊敬し友人でもあるフォトジャーナリストの豊崎博光氏が「核の被害」に詳しい。自称❝売れない写真家❞の樋口健二氏は原発内被曝を徹底取材している。

アトミック・エイジ

 さて、遅きに失したとはいえ原子力規制委員会は、核燃料再処理工場の操業に「待った」をかけ、高速増殖原型炉「もんじゅ」の使用停止命令の方針だ。(諸外国はとっくに撤退した)核燃料サイクルが事実上破たんした。

もんじゅ
(高速増殖炉もんじゅ)
 
 「3.11」の福島第一原発事故の惨劇を忘れまい。深刻な事態は現在も進行中だ。私たちがめざすべきは、❝脱原発❞のロードマップをつくり、歴代政府がサボってきた多様な自然エネルギーの実用化と小規模発電だろう。

福島第一原発
(福島第一原発)
 こうした具体的代替案を示した上で、料金値上げ分の「不払い運動」ができないものだろうか。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)