衆議院選挙で自・公3分の2議席獲得~先行きに暗雲

 師走の中の衆議院選挙は、事前の世論調査どおり自・公与党が3分の2以上を占める326議席(自民291・公明35)を獲得した。いくつかの特徴的な事柄を並べてみる。

        与党圧勝

 まず、自公・与党の圧勝という訳ではない。公示前に比べて自民党は2議席減、公明は4議席増にとどまった。しかも、前回(12年)、前々回(09年)に比べて獲得比例票は激減しているのに、獲得議席は大幅に増えている。

       野党多弱

 一方の野党は、民主が11増の73議席を得たものの海江田代表が落選して辞意表明の憂き目に遭った。維新の会が3減の39議席。次世代は17減の2議席、生活の党は3減の2議席で「政党要件」に欠ける結果だ。
  社民党も、かろうじて2議席を維持(沖縄1、九州比例1)したが、2年後の参院選で2議席確保できなければ「政党要件」を失う、まさしく〝風前の灯火〟の状態だ。

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       (辞任表明する海江田・民主党代表)

 こうした「野党多弱」の中で、ひとり気炎を吐いたのが共産党で8からいきなり21議席の倍増以上で、独自に法案提出資格を得た。

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       (満面の笑みを浮かべる志位・共産党委員長)

 今度の選挙で海外の反応をみると、--「有権者の無関心と野党の弱さが自民党勝利につながった」(AP通信)「強い野党が存在せず、有権者の大半は自民党以外に選択肢がなかった。日本の民主主義を懸念している」(ドイツのGIGA研究所のパトリック教授)「特筆すべきは自民人気ではない。戦後最低レベルの投票率に表れた、政治に選択肢を失った国民の失望だ」(英シェフィールド大・ヒューゴ教授)といった具合だ。

 さて、24日の特別国会で第3次安倍内閣が発足する。年明けの通常国会では、集団的自衛権行使に関連する法改正、原発再稼働、日米ガイドライン改定など相次ぐ関門が待ち受ける。そして、安倍首相の念願である「憲法改正」に着手することになろう。選挙前に新聞社が行ったアンケート調査によると、回答した当選者が475人でそのうち458人が改憲賛成(84.9%)、集団的自衛権行使に賛成が69.4%だったという。

  抜き差しならない新たな局面を迎えている。
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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)