人形師・辻村寿三郎のこと

 今年もあとひと月を残すだけ。病気を患ってから月日の経つのが早く感じる。
きょう夕方、何気なくTVをつけたらBS朝日でインタビュー「辻村寿三郎」が放送されていた。

          jusaburo_photo_miyajima_2[1]

 今年81歳になる辻村は、人生のほぼ全てを人形作りに捧げてきたという。中国(旧満州)で生まれ、幼い時から人形に興味を抱いた。27歳の時に人形師として独立して、73年NHKの連続TV人形劇「新八犬伝」の人形美術を担当したことで、辻村は人形師としての音異性を得た。また、自ら脚本を書き演出をした人形劇で海外公演を行い、その才能は海外でも高い評価を受けた。

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        (左が蔦信彦)

 インタビュアーはジャーナリストの蔦信彦。広島の爆心地跡で子どもだった辻村が目にした壮絶な風景…、その体験から生まれた一組の人形は彼の原点という。
 また、60年安保闘争に関わり、樺美智子さんが殺されるのを間近で目撃、樺さんがデモ弾圧の警官らに発した「無知の輩!」という叫びが、辻村の生き方そのものを変えたという。辻村は中学までしか出ておらず世間のことに全く無頓着だったと述懐している。

         jusaburo_poster_2011[1]

 一方、作家・三島由紀夫は辻村の人形を高く評価しじっくり話し合う約束だったが、三島が割腹自殺して果て、辻村は絶望の淵に落とされた。
 インタビューは辻村のアトリエ「ジュサブロー館」(東京・人形町)で行われたが、蔦は「ジュサブロー人形は普通の人形と違って、どこか妖しく美しい。それでいてどこかピュア…。まさに変幻自在だ」と評している。
辻村はいまも、このアトリエで創作活動を続けているという。老いてなおその意欲に感心する。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)