早岐茶市が始まった!

  「早岐茶市」が始まった。お寺の行事で縁起がよいとされる八のつく日(四月八日はお釈迦様の誕生日)の前後(七・八・九)に開かれ、五月の「初市」「中市」「後市」そして六月の「梅市」と続く。

早岐茶市

 昔から海陸ともに交通の要衝だった速来村≪現・早岐≫。刃物や陶磁器などの工業製品と鳥獣の皮など山の幸、魚海藻など海の幸の物々交換及び文化娯楽などが中心となって「定期市」がたった。

刃物
 最盛期は、江戸末期から明治時代の中頃で、五島や平戸などから六百隻もの船が集まり、福岡、佐賀、長崎などから商人や見物人たちが大勢やってきて賑わったという。
 「茶市ん風に吹かるっぎんた、そん年は風邪ひかんとばい。」と言い伝えられる。(最近の早岐茶市の様子は、早岐商工振興会のブログ参照)
    ⇒ssb.tvs12.jp/~haiki-chaichi/HAPCI/kaihou.html)
 新茶
 五月のゴールデンウイークに開かれる佐賀県有田町の陶器市のほうが全国的に有名だが、早岐茶市をヒントに大正四年、「陶祖祭」として始まった。
 長崎県に残る定期市を開催順にみると、相浦町「愛宕市」、島原市「初市」、平戸市「延命茶市」、早岐茶市、平戸市「津吉茶市」、川棚町「川棚茶市」、東彼杵町「そのぎ茶市」、壱岐市「春の市」である。
 以上、郷土史などに詳しい前川雅夫氏(元・長崎県立大学佐世保校非常勤講師)の論考「定期市・考」(「ながさき自治研」NO.48所収)からの引用である。

海産物
 前川氏は論考の最後に言う。――いま、定期市や生産者市に活気がある。量販店・スーパー・コンビニの流通システムに無いものがあるからだろう。大量生産ができない農漁民。郊外スーパーには行けない交通弱者。若者ばかりのコンビニ。カタカナや横文字の表示、広すぎる店舗に圧倒される老人。カゴに商品をつめてレジに並ぶのに飽きた消費者。

よさこい祭り
 現代社会からとり残された生産者、流通業者、消費者などの人々が「市」を中心に結びついている。そこに、行き詰まりつつある地方の未来へのヒントがありそうだ――と。

陶磁器
 ❝百聞は一見に如かず❞。始まったばかりの「早岐茶市」に足を運んで、四百年余の歴史と雰囲気を味わい、いろんなものを買い、美味しいものを食べ、出会った人々との会話やイベントを楽しんで欲しい。きっと、心を癒されること間違いなし!

早岐茶市マップ
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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)