「国民栄誉賞」に思う

  「国民栄誉賞」を受賞した長島茂雄と松井秀喜の授与式が、安倍首相出席のもと東京ドームで行なわれた。受賞者は第一号の王貞治(77年)以来23人という。

栄誉賞授与式

 これに関する朝日新聞の取材で辻元清美衆院議員が「なんで今この2人なんやろという違和感が残る。福島第一原発の現場で命がけで事故拡大を食い止めてくれた『フクシマ50(フィフティー)』こそ受賞に値すると思う」と語っている(4月30日付)。まったくその通りで、この種の賞には時の首相らの政治的胡散臭さがつきまとう。
 
国民栄誉賞

 この際、皇室から授与される功労者表彰の種類を調べてみたら、「勲章」が17種類(大勲位~文化勲章)、「褒章」が7種類(紅綬褒章~飾版)、「杯」が2種類で、総計26種類もあった。春と秋の叙勲は大きく報道されるが、国会議員は受賞者を直前に知ることができるので、秘書たちは所属議員の地元にいち早く連絡するのにおおわらわだ。
 それにしても、長年の功労を讃えるのに、なぜこうまで階級化、差別化する必要があるのだろうか?人間みな平等ではなかったか。「天皇制」への疑義を抱いて受賞を拒否した人も少なくない。

 県レベルでも毎年、功労者表彰が行われている。私が以前、県知事の秘書に「労働界の功労者が一人も表彰されないのは何故か?」「県内の労働条件向上と労使関係の安定に貢献した人も表彰されるべきだ」と問うたことがある。秘書は「前例がありませんので」とにべもなかった。

 佐世保でも、米海軍佐世保基地司令官が離任・帰国するのにあわせて、国際親善に尽くしたとの理由で「名誉市民」の称号を贈る慣わしだ。佐世保には約5千人余りの米軍人・軍属が住んでいるが、強姦・窃盗から飲酒運転、器物破損などの米兵の犯罪事件は後を絶たず、「綱紀粛正に努めます」とハンコで押したような空虚な言葉を繰り返すだけの司令官が、「名誉市民」にふさわしいとはとうてい思えない。
 まさか、❝どうでもいいで賞❞という訳ではあるまい。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)