憲法第九条の改悪を阻止しよう!

 かつてない❝改憲ムード❞に包まれて迎えた66歳の憲法記念日。もっとも、各種世論調査では国民の関心は高いとは言えず、政治家やメディアの間で改憲論議が過熱気味のようだ。

 世論調査
  (朝日新聞 2013年5月3日付)

 安倍首相や自民党は、今夏の参院選の公約に「憲法『改正』」を掲げた。狙いはもちろん「第9条」、その突破口として「第96条」(手続き条項)改正だ。
 ❝改憲派❞に共通する「改正」の主な理由は、「米国の押し付け憲法だ」「集団的自衛権が使えない」といった言い古された感情的嫌悪の類で、「改正」したら何がどのようによくなるのか具体性に乏しい。
新憲法制定の帝国議会
         (新憲法を制定した帝国議会、1946年11月3日公布)

 改憲の基本ベースは、昨年4月に発表された自民党の「憲法改正草案」だが、個人の尊重(第13条)や基本的人権(第97条)の肝心な文言が削除されている。そもそも憲法は、権力を拘束し制限するという憲法の本質(立憲主義)が理解されていない。過去の日本の苦悩を共有せず、世界の流れにも背を向けるものだ。

 憲法「改正」を批判する二人のコメントを紹介しておきたい。浦部法穂・神戸大名誉教授は「憲法で制約される国会、まして内閣が改憲を主導するのは本末転倒」「9条改正に賛成の人は、自分が戦地に行くという感覚がないから」「❝一票の格差❞是正なしに選ばれた議員に、改憲提案の資格はない」と手厳しい。(2013.5.2朝日聞)
 また、品川正治・経済同友会終身幹事は「日本経団連が九条改正や集団的自衛権の行使を求めるのは、恥ずかしい」「米国の軍需産業と頻繁に交流している大企業のトップは、自分たちのビジネスチャンスを拡大するために、国のあり方に手をつけようとしている」と辛辣だ。(2005.3.6西日本新聞)

 品川正治氏
(品川正治氏の主張)

 余談になるが、私が国会議員の時、石破茂さん(現自民党幹事長)らに「九条改正を言うのなら、天皇制はいらないと言うべきだよ」と言ったら、彼らは意味が分からずキョトンとしていた。――日本占領の最高責任者・マッカーサー連合軍司令官は、日本の非武装と引き換えに天皇制を存続・利用したのだ。ちなみに、新憲法施行日(5月3日)は日本の戦争責任を裁く「東京裁判」の開廷日(1946年5月3日)である。(詳しくは私のレポートを参照されたい)

 また、国連の基本理念は「集団安全保障」であって、「集団的自衛権」というのは国連憲章の例外規定に過ぎないのだ。
 ここはひとつ、改憲派の鼻息に負けず国民的議論を巻き起こし、❝護憲派❞❝活憲派❞の陣形を広げて第九条改悪を阻みたい!

ながさき9条フェスタ
  (ながさき9条フェスタ 長崎市公会堂前)

 (※古関彰一・獨教大教授の「憲法九条はなぜ制定されたか」岩波ブックレットをお勧めします)
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)