メーデーに想う

  昨日は労働者の祭典「メーデー」だ。連合主催の中央祭典は、すでに27日に開催され約4万人(主催者発表)が参加したらしい。メーデーと言えば「5月1日」と決まっていたが、ゴールデンウィークで人が集まらないとの理由で4月開催となって久しい。
 佐世保では、連合・地区労・友愛会の3団体主催で「5月1日」開催の伝統を守っているが、参加者は約600人ほどだ。

メーデー
(佐世保・島瀬公園)
 
 なお、集会の最後に労働歌「晴れた五月」を合唱するが、歌える人は殆どいない。❝歌を忘れたカナリヤ❞ならぬ❝歌を知らない労働者❞というわけだ。 
本来のメーデー歌は寮歌を原曲とする「聞け万国の労働者」で、陸軍幼年学校で軍歌としても歌われた。フランスの革命歌で旧ソ連邦の国歌とされた「インターナショナル」は、60年代末、学生運動が全世界を席捲した時よく歌われたが、いまや遠くなりにけりである。

 メーデーの歴史は古く、1886年、米労働総同盟(AFL)の「8時間労働制」を求める統一ストライキが始まりとされる。
 日本では、1905年、平民社の茶話会に始まり、労働組合のメーデーは1920年、「8時間労働制」や「失業防止」「最低賃金制」を求めて上野公園で開かれた1万人集会が始まりだそうだ。

日本初のメーデー
(日本初のメーデー)

 ところで、働く人に占める非正規労働者の割合は3割に増大し、それに比例して労働組合の組織率はいまや1割に低下して、その存在感は薄らぐ一方だ。
 この現状を見透かしたように、政府の有識者による会議(産業競争力会議や規制改革会議など)で、雇用ルールを見直す議論が始まっている。最大のテーマは「解雇の規制」である。解雇権の乱用禁止や「整理解雇の4要件」が標的になっているようだ。

 産業構造の変化に伴って「労働市場の流動化」を促すのが狙いだが、そのためには失業中の生活保障(セーフティーネット)や職業訓練の充実が不可欠だ。
 デンマークやスウェーデンでは解雇が容易で、その代り失業給付が前職の約80%・給付期間は2~4年と手厚く、職業訓練・教育でスキルアップした労働者の転職を容易にする仕組みになっている。(※週刊東洋経済の「北欧特集」、08年1月12日号が分かり易い)

特集:北欧

 日本では果たして、政府や経営側にそうした意思が乏しく、労働側も柔軟な発想と対等な交渉力があるのか、極めて疑問である。
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嬉しかったです

昨日のメーデー、行くかどうか迷っていたのですが出掛けて正解でした。v-218

お会いでき、お元気な様子を目の当たりにして本当に嬉しかったです。

「スピカ」で、佐世保市発行の広報紙を批判的に読み合う会をやっています。
トンちゃんもカッちゃんも貴志子さんも一緒にやっていますよ。
一筋縄ではいかない面々ばかりで、面白いです。

そのうち講師としてぜひ来てください。

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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)