シリーズ「人体・ミクロの大冒険」を観る

 ずいぶん昔、「ミクロの決死圏」というTV映画を観たことがある。今月初旬のNHKスペシャルのシリーズ「人体・ミクロの大冒険」(全4回)――大病を克服した私にとって、とても身近で分かり易く興味深かった。プロローグから第三回までの概要を紹介しておきたい。

(プロローグ) 人はどうつくられるのか、どのように生きる力を得ているのか、そして、なぜ老い、死ぬのか。そのメカニズムの主役は細胞だ。私たちの身体は200種類・60兆の細胞でできているが、その多様な活動がいま、最新のバイオイメージング技術によって捉えられている。このシリーズはバイオイメージングの最新映像をもとに、圧倒的な高品質CGで再現した人体世界をめぐりながら、私たちの命を育む仕組みを探っていく。200種類のうち、最大の細胞・最多の細胞・最短命の細胞・最長寿の細胞など、代表的な細胞を紹介しながら、内なる細胞世界の驚きの素顔を伝える。

     人体ミクロ1
      (NHKスペシャルより)

(第一回) 私たちの成長を支えているのは、細胞がつくり出す柔軟性だ。実際に生きていく環境に応じて臨機応変に対応するのが、細胞の役割なのだ。細胞が周りの環境を察しながら、働かせる遺伝子を選択して変化し、私たちが生き延びるための力を強化しているのである。
 なかでも、成長のカギを握っている細胞は、脳をつくる神経細胞だ。学習や経験に応じて変化する神経細胞は、まさに私たちの人生を背負う細胞だ。ところが、この神経細胞は取り替えがきかない。皮膚をはじめ、ほとんどの細胞は新陳代謝で活発に入れ替えることで私たちの長い人生をカバーしているのに対し、神経細胞は珍しい一生モノの細胞なのだ。そこで、神経細胞は驚くべき長もち策をつくりあげた・・・。

(第二回) 私たちの身体をつくる60兆の細胞は、ある時期に一斉に「変身」する。それは思春期だ。その変化を経て私たちは「成長する個体」から「生殖できる個体」へと変貌を遂げる。では、細胞たちはどのようにしてこうした一斉の変化を実現しているのか。 
 カギを握っているのが、内分泌細胞と呼ばれる細胞が出す〝魔法の薬〟ともいうべき、ホルモンだ。内分泌細胞が血液に送り込んだホルモンが全身をめぐり、受容体をもつ細胞を次々と変化させていくのだ。
 最新研究からは、そうしたホルモンが脳に作用し、私たちの心を操っている事実も浮かび上がってきた。その特性に注目して自閉症治療に活かそうとする臨床試験もはじまっている。

     人体ミクロ2
      (NHKスペシャルより)

(第三回) これまで老化とは「身体のあらゆる場所が衰えること」とされていたが、最新の細胞研究は「免疫細胞の衰えがその根底にある」という事実を明らかにしつつある。
 身体を守るはずの免疫システムを指揮するT細胞という免疫細胞は思春期の始まりとともに生産がほぼ終わってしまう。そのため、年齢を重ねるにつれて能力が衰え、やがて誤作動して自らの組織を攻撃するようになり、老年病や生活習慣病といった多くの病気を引き起こす原因のひとつになっているのだ。
 こうした知見により、免疫細胞の老化そのものを防ごうとするまったく新しい老化研究がはじまっている。

 私が罹患した大病も、最新の医療技術と医薬品開発のおかげで救われたように思う。
 もっとも、細胞の研究から遺伝子へのアクセスというセンシティブな領域は、まさに〝神の領域〟(山中伸弥・京大ips研究所所長)と言うべきか。
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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)