原潜・冷却水の海洋放出を疑う

 先日、フェイスブックで英国・ヴァンガード級戦略原潜の原子炉交換の記事があった。英国防衛相は「放射能で汚染された冷却水は原子炉内に閉じ込められており、問題ない」とコメントしているが、きわめて疑問だ。
 通常、原潜の原子炉は出力5、6万kwとされる。米国では「米海軍の定める基準値以内であれば、港内に放出できる」との規則で、第一次冷却水を放出していると言われる。

    英・ヴァンガード級「ヴェンジャンス」
     (英海軍のヴァンガード級戦略原潜)

 佐世保には今月、米原潜が寄港して通算300回を超える。横須賀では原子力空母「ジョージ・ワシントン」(出力20万kw原子炉を2基搭載)が配備されている。共通する最大の懸念事項は「原子炉に係る事故」である。米・ロの原子力艦艇は、火災事故やメルトダウン寸前の事故、艦ごと海底沈没など何度も重大事故を繰り返している。(詳しくは梅林宏道著『隠された核事故』を参照)

     隠された核事故

 舶用原子炉の危険性は、洋上での揺れ、艦内の限られたスペース、簡略化された格納容器などから避けがたい。
 ところが、米原子力艦艇に関して日本の法律(「原子炉等規制法」など)は適用されず、事故時に艦内へ立入り調査も許されない。

     原潜コロンブス
      (今年初入港の米原潜「コロンブス」。宮野さんのフェイスブックより借用)

 また、米原子力艦艇の入港に際して行う放射能モニタリング調査に関しては、日米の「密約」があること。さらに、佐世保では係留場所の赤崎岸壁は、米国の法律が定める民家との距離(500㍍)を確保していないことなど、当ブログですでに書いた(昨年11月14日)。

    原潜の放射能測定「密約」2
      (長崎新聞 08年9月6日付)

 安倍政権のもとで陸・海・空自衛隊は米軍の指揮下に入り、〝融合一体化〟は急ピッチで進んでいる。すでにヘリ搭載空母を手にした海自が、やがて米原潜を導入する日がくるのではないだろうか。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)