米国の北朝鮮攻撃はあるのか?

  連日ウンザリするほど「北朝鮮」問題の報道だ。知人からも「朝鮮半島で戦争になるのか?」「北朝鮮の反撃ミサイルで佐世保は大丈夫か?」との問い合わせがある。
扇動に載るようで気は進まないが、一応大雑把に点描してみる。

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     (AERA 1992年1月の記事)

◎北朝鮮のミサイル・核開発の状況
  北朝鮮の「祝日」は今月3回もある。金正恩の最高指導者就任5年(11日)、金日成主席の生誕105年(15日)、朝鮮人民軍の創設85年(25日)といった具合だ。
 その都度、国連などの警告を無視してミサイル発射や核実験を繰り返してきた。
 北朝鮮が「核保有国」を急いだ背景ーー「イラク、リビアは核保有を断念して、米国から国を潰された」。「核保有国になれば、米国は対等な交渉相手とみとめるはずだ」、という「教訓」が主な理由だろう。

     イラクと北朝鮮の比較

     北朝鮮を巡る主な発言

◎米国のこれまでの「作戦計画」
  通常兵器や核戦力で圧倒的な米国は、なぜ北朝鮮の動向に神経をとがらせるのか。
  一つは、北朝鮮のミサイル射程がやがて米国に届くことを懸念している。
  二つ目に、過去、北朝鮮の反撃による「被害想定」をしたら、米・韓両軍の死者及び韓国民間人の犠牲者は100万人を超えると の結果を得た。
  北朝鮮の対韓火砲は約1万2千門、その威力はまさに「ソウルを火の海にする」に充分である。
 1993年、4年の朝鮮半島「危機」の折、金泳三大統領はクリントン大統領に激しく抗議している。トランプ大統領といえども、韓国  の頭越しに北朝鮮攻撃をするのは無理である。
  実際、米国の目的は北朝鮮のミサイル発射や核実験の断念であり、武力で崩壊するつもりはない。

     北朝鮮のミサイル戦力

◎中国の思惑
  現在、トランプ政権は北朝鮮と関係の深い中国に説得を頼んでいる。
  中国は、石油供給停止などをちらつかせて、北朝鮮に「六か国協議」に戻ってくるように勧めているようだが、それ以上の深入り を避けているようだ。
  仮に戦争ともなれば、北朝鮮から多くの難民が中国北東部に押し寄せてくることを何よりも警戒している。

     16.3.6朝日・米韓、最大の演習 - コピー

◎最悪の事態を避けるには
  いずれの観点からみても対話による解決以外にない。久しく行われていない「六か国協議」(議長国・中国)を開いて、北朝鮮を 粘り強く説得することだ。
  北朝鮮が「攻撃するなら全面戦争で米国を叩きのめしてやる!」などと繰り返しているのは、北朝鮮の国民向けの引き締めに  ほかならない。

     MD・米国防総省提供

 トランプ政権は北朝鮮を「テロ支援国」に再度指定すると言っており、日本の出番のはずだ。「拉致問題」を優先するのでなく、ミサイル発射や核実験の停止と引き換えに経済協力を約束するのだ。
 ただ、「拉致問題」優先と先島諸島への自衛隊配備、ミサイル防衛しか念頭にない安倍政権では無理な話しだろう。
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生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)