原子力3社の「統合計画」

 月日の移ろいは早いもので、明日から11月で「立冬」を迎える。
 TVでは毎日、〝小池劇場〟でいささかウンザリする。
  ところで、原子力をめぐる動きから目が離せない。小さな記事だけど、「日立の原子力事業、統合視野」というのがあった。

     東電の東原社長
     ( 日立製作所の東原敏昭社長)

 日立製作所の東原敏昭社長は今月27日の記者会見で、東芝、三菱重工業との3社で核燃料の製造事業を統合する方針に関連し、「燃料だけでなく、全体を考えるべき時期が来る」と話した。
 中核となる原子炉の設計、製造事業も将来的に統合する可能性に踏み込んだ。
東電福島第一原発の事故後、国内では原発の再稼働や新増設が進まず、各社とも原子力事業の採算が悪くなっているという。

     東芝とWH

     仏アレバ社
     (仏アレバ社のスタッフ)

 ただ、原子力事業の統合は、各社が別々の海外メーカーと手を組んでいることなどからハードルが高いとされる。
ちなみに、日立は米GEと合弁事業を組み、東芝は米WHを買収、三菱は仏アレバ社と合弁会社を設立といった具合に、世界の原子力産業の中核主体となっている。

 一方、福島第一原発の事故に伴う事故処理や賠償費用は、いまの想定より7兆円超増える見込みで、経産省は東電が負担しきれない分は「国民負担」とする魂胆のようだ。
例えば、溶けだした核燃料(デブリ)の実態すら不明で、正確な見積もりなど困難だ。

     16.10.17朝日・東電救済シナリオ

〝核のゴミ〟処分場の見通しもないまま、再稼働や運転期間延長への認可が進んでいる。
 ドイツに続き台湾も2020年までに「原発ゼロ」を決めた。日本も、核燃料サイクルを断念して「原発ゼロ」へのロードマップをつくる局面を迎えているのではないか。
スポンサーサイト

「連合」と民進党を問う

  労働組合のナショナルセンター「連合」。
 総評や同盟、中立労連などが合同して、1989年に結成された。約700万人の組合員を擁する日本最大の労働組織である。(会長:神津里季生。組合員数約686万人。連合H.Pより)
その連合は、国政選挙や主な首長選挙、地方選挙では「民主党」を支援してきた。

     5fd09c5d9f50b93846281270889e64ca[1]
     (連舫・民進党代表)      

 ここで、民主党(現・民進党)の足跡をおさらい風にたどっておきたい。
 1980年代後半から「リクルート事件」など〝政治とカネ〟をめぐる汚職が相次ぎ、後藤田正晴氏や小沢一郎氏らは「小選挙区制」と「政党交付金」の導入による政治改革を求めた。
 1993年、宮沢喜一内閣の政治改革四法案が否決され、小沢・羽田氏らは内閣不信任案に賛成して自民党を離党。同年の解散総選挙では、細川護熙・元熊本県知事率いる「日本新党」が大躍進、後に民主党の主要メンバーが多数当選した。いま話題の小池百合子も日本新党公認で当選し、政治生活のスタートを切っている。
 
     9260452de431f4a781d0b00e99497c5a_25662[1]
     (細川護熙・元首相)

 この選挙で自民党は大敗して野党に転落し、小沢氏らは7党1会派による「細川連立政権」を樹立したが、一年後に崩壊。鳩山由紀夫氏は「新党さきがけ」を結成、小沢・羽田氏らは「新進党」を結成し、これに社会党の一部が合流して「民主党」の源流となった。

     news49[1]
     (小沢一郎・元新進党党首)

 その後、新進党は解党していくつもの小政党が乱立、結果、1998年に新「民主党」が結成された。2000年、総選挙では新「民主党」が127議席(前回95議席)を獲得して、「二大政党制」の到来を予測させた。(私も、この選挙で比例区当選した)
 この時期、長年、社民党を支持してきた労働組合の大半は「民主党」支持にまわり、衰退の道を歩む。(当ブログ9/30付け)

     img_03[1]
     (鳩山由紀夫・元首相)

 2009年、解散総選挙では、「政権交代選挙」鳩山代表率いる民主党が308議席獲得という〝なだれ〟的勝利を果たし(過去最高)、比例票でも政党名としては史上最高の2984万票という票を得た。
 2012年、民主党政権は、「政治とカネ」や「普天間問題」などで国民の信頼を失い、同年12月、野田内閣の総辞職で野党に転じた。
この民主党政権の時の大失態は、国民に今なお強く焼き付いている。

     2-1_DSC5375[1]
     (神津里季生・連合会長)

 私がここで問題にしたいのは、最大の支持母体「連合」の対応なのだ。象徴的なのは「新潟知事選」に際しての連合の方針である。
 電力総連を擁する連合・新潟は、自・公推薦で原発推進の候補者を支援した。これを受けて民進党は「自主投票」とした。結果は、野党共闘の候補に敗れたのだった。

 「3.11福島第一原発事故」を境に、国民の原発に対する不信・不安はこれまでになく大きくなった。〝原発神話〟は完全に崩れ去ったのである。
 今年5月に起こった熊本の大地震で、そうした不安は一層深刻なものになった。

 こうした状況に際して、肝心の電力総連はどんな対応をしたであろうか?
電力会社や原発内部で働きながら、日頃より「内部チェック」した形跡はゼロに等しい。むしろ、会社と一緒になって「原発再稼働」を推進してきたのだった。
 もし、しっかり内部チェックをしていたら、あれほど酷い事故はもっと抑えられていたはずだと思う。

 来年早々の通常国会で冒頭解散、2月総選挙は現実味を帯びてきた。いまのままでは、安倍自民の圧勝となり兼ねない状況だ。
 

石橋湛山が岸信介首相に宛てた「私信」

 石橋湛山の岸信介宛て「私信」が見つかった(2015年8月19日)との記事が興味深い。サンデー毎日(2016年10月30日発行)に掲載された、その内容を抜粋しておきたい。
 石橋湛山といえば、戦後日本の米国支配に抗い、自主独立を模索した自民党良識派の源流と言われる元首相である。

       石橋湛山

 石橋氏が首相指名を受けて自ら組閣した56年末のこと、「ある一人の人」が石橋氏の提出した閣僚名簿をみて、「この名簿に対して只一つ尋ねたいことがある、それはどうして岸を外務大臣にしたかということである。彼は先般の戦争に於て責任がある。その重大さは東條(英機)以上であると自分は思う」と語った、という。

     099cc1f9-s[1]

 石橋氏は恐縮し「百方辞を盡して諒解を」求めたところ、「かの一人の人」はそれ以上の追求はしなかったという。
 石橋氏は、岸氏宛ての私信の中で、この話を明らかにした上で、石橋氏が首相就任後にすぐに病気に倒れ岸氏がその後継首相となったことにも触れ、「かの一人の人は何と考えられたかとひそかに申訳なく思っている。そこに今度の條約(安保改定)問題である。(中略)かの人をして重ねて心配をさせることのないようにと願うのである」として、新条約締結を延期するよう求めた。
 この記事の筆者・倉重篤郎氏(毎日新聞専門編集委員)は、「かの一人の人とは、文脈からして昭和天皇以外には想定されにくい。昭和天皇だとすれば、閣僚人事に自らの意見を述べたということを、憲法との整合性はどうなるか」、疑問は尽きない。
 私信を発見したのは、増田弘・立正大特任教授で湛山研究の第一人者だ。

     h-KISHI-320x320[1]

 この「私信」を椎名悦三郎官房長官に手渡したのは、当時石橋氏の秘書であった中島昌彦氏である。
 「かの一人の人」について、岸信介研究の第一人者である原彬久氏や「昭和天皇実録」を連載中の保阪正康氏は、「昭和天皇以外に考えられない」と語っている。
 石橋氏の孫で石橋湛山記念財団代表理事の石橋省三氏は祖父をこう語っている。「総理を辞めてから1年間は静養し、書斎にこもることも多かった。三木武夫さん、宇都宮徳馬さん、石田博英さん、池田勇人さんとか、時々相談に来る人もいました」。

 56年ぶりに日の目を見たこの私信。なぜ石橋氏は、天皇発言を引用する諌言を行ったのか。「東條以上の戦争責任者」という言葉の意味するものは何なのか。次号で私信の背景に切り込む、とのことだ。

宇宙にある銀河は20兆個との研究新説

 私は以前から「宇宙もの」が大好きだ。
 AFP=時事通信(10月14日付)によると、「観測可能な」宇宙にある銀河は2兆個で従来説の20倍にも及ぶという。とても興味深いので、以下に抜粋してみる。

 米天文学専門誌アストロノミカル・ジャーナルに掲載された研究論文によると、この驚くべき発見はハッブル宇宙望遠鏡で20年にわたり収集された画像データで構築した3次元モデルに基づくものだという。

     AAiVeA2[1]

 米天文学者エドウィン・ハッブルが1924年、太陽系がある天の川銀河に隣接するアンドロメダ銀河が、天の川銀河の一部ではないことを証明して以来、現代天文学の時代においても、銀河の数を正確に集計するのは困難であることが判明していた。
今回の最新の研究成果によると、この「観測可能な宇宙」の範囲内でさえも、現在の技術では、そこに存在するもののわずか10%しか見ることができないという。研究を率いた英ノッティンガム大学のクリストファー・コンセーリチェ氏は「次世代の望遠鏡を用いてこれらの銀河を観測すれば、興味深い性質を発見できるかもしれない」と述べている。

     宇宙誕生

 今回の研究では、宇宙の起源と考えられている大爆発「ビッグバン」が起きて間もない130億年以上前まで時間をさかのぼる分析を行った。研究チームは最新の数理モデルを使用して、望遠鏡の観測範囲を超える「不可視の」銀河の数を推計した結果、その大半があまりに光が弱くて遠く離れているために見えていないという驚くべき認識に到達した。
宇宙が誕生してからまだ数十億年しかたっていない時期には、一定の空間体積内に存在する銀河の数が現在の10倍だったことを、今回の結果は示唆している。

     マゼラン雲
     (マゼラン雲)

 全く気の遠くなるような話だ。これだけの銀河、天体に「知的生命体」がいるというのが普通ではないのだろうか。興味は尽きない。

陸自の南スーダンPKO派遣に「駆けつけ警護」任務は無理だ

 南スーダンPKOに派遣されている陸自に、政府は「駆けつけ警護」任務を付与するように最終調整に入っている。

 この問題を巡っては、南スーダンの首都ジュバに入り、避難民の支援活動を行った日本国際ボランティアセンター(JVC)スーダン事務所現地代表の今井高樹さんの話が分かり易いので、引用・抜粋しておきたい。

     南スーダンPKOの陸自

――2013年の内戦勃発以降、継続的に戦闘が発生しているが、その状況は国外にほとんど伝えられていない。南スーダン政府が海外に知られることを極度に嫌い、報道関係者に対する弾圧を行い、専用の収容所まである。

――南スーダンでは自衛隊の存在自体知られておらず、「PKO5原則」や憲法上の制約があることなど全く認識されていない。
 国民は、戦闘を止めきれなかったPKO部隊に対して期待しておらず、政府も「PKOは主権の侵害。出て行ってほしい」と思っている。

――現地のNGO関係者の間では「安全確保ではPKOに期待できない」という意見が一般的で、民間警備会社と契約をして身を守っている。
 南スーダンでは、政府軍と反政府軍のそれぞれに同調する民兵が入り乱れている状況。もし駆けつけ警護で出動して、政府側の民兵とことを構えれば、南スーダン軍とPKOが戦闘状態に入ってしまう可能性すらある。

     陸自第9師団司令部
     (11月中旬に派遣予定の陸自第9師団司令部)

――日本政府は駆けつけ警護に際して「相手国の同意を得る」と言っているけど、不可能だ。自衛隊が自国民を守るためにPKOの指揮を離れて独自に救助活動することが現実的とも思えない。
 駆けつけ警護はそもそも前提がおかしい。現地の状況を知りもしないで行われている、架空の議論に疑問を感じる。

――日本では、自衛隊がどうするかということばかり議論されている。「武力の行使」以外の分野では、どのような形で内戦・紛争解決に貢献できるのかといったことも議論するべきだ。

     th[6]

 就任後初めて南スーダンを視察した稲田防衛相は、「(治安が)落ち着いていることを見ることができた。持ち帰って政府全体で議論したい」と記者団に語った。
 安倍首相は9月、自衛隊幹部への訓示で「仕組みはできた。今こそ実行の時だ」と語った。
 11月中旬以降に交代する派遣部隊(第9師団第5普通科連隊)は、9月中旬から駆けつけ警護の実働訓練を開始している。
 戦闘に巻き込まれるリスクを最小限に抑えるため、活動範囲をジュバ周辺に限定する方針だ。
 しかし、そのジュバでは7月に大規模な戦闘が発生している。自民党の議員の中からも「ジュバで衝突が起きたばかり。再び起きない保証はあるのか。駆けつけ警護付与で身を危険にさらすことになるのは自衛隊だ」との指摘が出ている。

     fa2f5fbc2b77994fdeb51131d9e3f4d1[1]

 かつてイラク(サマワ)派遣のころ、ある陸自幹部が「専守防衛に徹してきた自衛隊員を海外での戦闘行為に派遣するのであれば、少なくとも1年間の訓練期間が必要だ」と断言していたのを思い出す。

とても楽しく盛大な娘の結婚披露宴だった♬

 久しぶりの結婚式。しかも、待ちに待ったわが娘の結婚披露宴です。
 私らが結婚した34年前に比べると、すっかり様変わりの披露宴でした。
 会場は、熊本のANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイの25階で、ずいぶん豪勢なものでした。

     1475794970257.jpg

 娘たち二人は何度も熊本まで足を運んで、披露宴の担当者と企画を練ったり、着物・袴やドレスなどの選択に余念がありませんでした。
 新郎・新婦の生い立ちを、DVDやアルバムから選びBGMをつけて10分位に編集した出来栄えが見事でした。
 二人とも熊本の大学で学んだ後10数年間働いていたので、熊本の友人・知人が多くて関東・関西の遠方からもお祝いに駆けつけていただきました。

     1475795228586.jpg

 出席いただいた皆さんは約130人、おひとりずつテーブルにお礼の言葉を記したカードを並べる気持ちのいれようでした。
 二人の元上司からご祝辞をいただきました。娘が働いていた機能病院のA院長は、全国的に有名な整形外科医で各県から患者が殺到するほどらしいです。また、上司のM主任は、パラリンピックをはじめ国内外の車椅子競技で大活躍の選手です。

     IMG_20161002_151600.jpg

 涙もろい娘のこと、せっかくの化粧も流れ落ちるほど泣くのではと心配しましたが、「とにかく楽しくて、友人たちとの記念撮影など忙しくて泣く暇がなかった」そうです。

     1475818350357.jpg

 むしろ、私のほうが娘の手をとって「バージンロード」を進んだときに、感極まってしまいました。さらに、娘が「父と母への感謝のことば」を心をこめて読み上げると、胸にジーンときて涙ぐんでしまいました。

     1475795147856.jpg

 姉弟と新郎の記念撮影では、次女がすっかり乗ってしまって結婚の意欲が芽生えたかもしれません。
 披露宴の前日は、両家の顔合わせを兼ねた懇親の夕べを開きました。新郎の親族の皆さんはわが娘、息子の背丈が高いのでずいぶん驚いておられましたね。ちなみに、新郎は165センチほど、新婦は172センチ・次女は182センチ・息子は192センチなのです。

     1475795077237.jpg

 だけど、小柄な新郎は実に生真面目で優しい性格で、「何でも相談できる最高の人」と娘が太鼓判です。
 笑いに満ちた温かい家庭をつくって欲しいものです。来年中には「初孫」が誕生するかもしれないと、いまからワクワクしています。
最新記事
カレンダー
09 | 2016/10 | 11
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
プロフィール

FC2USER537587ATX

Author:FC2USER537587ATX
今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)