
九電・株主総会と脱原発
この時期、企業の株主総会のシーズンだ。
私は、川内、玄海両原発を抱える九州電力の株主総会の様子が気になった。
以下、朝日新聞の報道(6月29日付)より拾ってみる。

見出しは、「原発不安『問題ない』一蹴~九電、玄海再稼働に全力」とある。
瓜生道明・九電社長は総会後の記者会見で、「(原発に対して)さらなる不安感が募ってきたのかなと思っている」と話した。

(総会会場に入る株主たち)
一方、総会では、「災害時の避難はパニックになる」「川内原発を今すぐに止めてほしい」(熊本での被災女性)。「震災になったら計画通りの避難などできるわけがない」(自宅が半壊した神谷杖治・元熊本大助教)。
「避難計画が必要になるような原子力エネルギーを提供していること自体が、社会的責任を放棄している」「震災が起きれば屋内退避は不可能。原発事故の避難計画は役に立たない」「九電や国は避難計画を自治体任せにしている」(水俣市の九電株主)。
なかには、「いつだって地震は起きる。科学でいかに地震を乗り越えるかを考えるべきだ」(佐賀県小城市・男性74歳)との意見もあった。

こうした不安や異議について、瓜生社長は「安全性について何ら問題ない」「より一層原発の安全性をお伝えして参りたい」「ご意見として承ります」と答弁し余裕をみせた。
あらためて思う。九電などの電力会社の経営陣にとっての関心事は「経営状態」であり、原発自体の危険性や住民の不安などは問題外である。

(総会後に記者会見する瓜生道明社長)
現在、鹿児島では、原発の是非を巡って県知事選挙が行われている。なんとか一矢報いてほしいものだ!
私は、川内、玄海両原発を抱える九州電力の株主総会の様子が気になった。
以下、朝日新聞の報道(6月29日付)より拾ってみる。

見出しは、「原発不安『問題ない』一蹴~九電、玄海再稼働に全力」とある。
瓜生道明・九電社長は総会後の記者会見で、「(原発に対して)さらなる不安感が募ってきたのかなと思っている」と話した。

(総会会場に入る株主たち)
一方、総会では、「災害時の避難はパニックになる」「川内原発を今すぐに止めてほしい」(熊本での被災女性)。「震災になったら計画通りの避難などできるわけがない」(自宅が半壊した神谷杖治・元熊本大助教)。
「避難計画が必要になるような原子力エネルギーを提供していること自体が、社会的責任を放棄している」「震災が起きれば屋内退避は不可能。原発事故の避難計画は役に立たない」「九電や国は避難計画を自治体任せにしている」(水俣市の九電株主)。
なかには、「いつだって地震は起きる。科学でいかに地震を乗り越えるかを考えるべきだ」(佐賀県小城市・男性74歳)との意見もあった。

こうした不安や異議について、瓜生社長は「安全性について何ら問題ない」「より一層原発の安全性をお伝えして参りたい」「ご意見として承ります」と答弁し余裕をみせた。
あらためて思う。九電などの電力会社の経営陣にとっての関心事は「経営状態」であり、原発自体の危険性や住民の不安などは問題外である。

(総会後に記者会見する瓜生道明社長)
現在、鹿児島では、原発の是非を巡って県知事選挙が行われている。なんとか一矢報いてほしいものだ!
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