これ以上、地球を“核のゴミ”で汚すな!

  数日間の豪雨がやんだら、朝夕はめっきり秋の気配が漂いはじめた。

 ところで、今から40年ほど前、放射性廃棄物の海洋投棄に反対する運動に取り組んだ記憶がある。米国が戦後まもなく、高レベル放射性廃棄物をドラム缶に詰めコンクリート固化してカリフォルニア沖の海溝に投棄した。ところが、コンクリートが劣化して放射性廃棄物が漏れだし、直径1メートルもある巨大ヒトデが発見されて衝撃を与えたものだ。

     各国の海洋投棄
      (各国の海洋投棄)

 旧ソ連も日本海側に放射性廃棄物を投棄、英国も大西洋に投棄した。高レベル放射性廃棄物の海洋投棄が禁止される93年まで、日本も含め14か国が海洋投棄を続け、旧ソ連と英国が全体の87%を占めた。

    核ゴミの地層処分
     (高レベル放射性廃棄物の地層処分)

 海洋投棄が禁止されて以降、日本では高レベル放射性廃棄物を地下300メートル以上下に貯蔵する計画を立てたが、候補地はいまだに見つからない。
 同計画は、原子力発電環境整備機構(NUMO)が担っており、電力会社の拠出金で運営されている。

      ガラス固化体
       (高レベル放射性廃棄物)

 長崎県では、上五島や対馬が候補地に上がっている。上五島出身のM東大名誉教授が誘致のためのNPOを立ち上げ、住民たちに働きかけている。文献・環境調査を受け入れるだけで年間10億円が交付されるので、人口減少と財政危機にあえぐ自治体にとっては“魅力”だ。

   独・地下貯蔵施設
    (朝日新聞 2013年8月25日付)

 ところが、ドイツでは、高レベル放射性廃棄物を埋め込んだ地下750メートルの岩塩層に地下水が浸透してきて、再び廃棄物を地上に取り出すという前代未聞の作業が始まったという。日本でもNUMOの地層貯蔵計画は破たん同然だ。そもそも地震列島で地層処分など危険すぎて無理だったのだ。

    高レベル廃棄物の進捗状況

 “核のゴミ”の最終処分の方法や場所も未定なのに、電力会社や政治家・官僚たちは原発再稼働にひた走っている。プルトニウムの猛毒性は半減するのに数万年を要する。その間管理しなければならないが、1万年後に人類が生きているかどうかも分からない。

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 地球の誕生は約40億年前。生命は海で生まれ、陸に上がって様々な生物に進化していった。現生人類が現れたのは約20万年前と言われる。そのかけがえのない海を、たった半世紀の間に人類は核実験や核ゴミの投棄で汚染してしまったのだ。“神への冒涜”と言うほかない。

        クロマニヨン人
           (クロマニヨン人)

        躊躇せず、今こそ“脱原発”へ大きく舵を切ろう!
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音楽は心を癒してくれる

  昨日は「処暑」(暑気がやむ意)だったが、明日まで雷まじりの久しぶりの雨だ。ほどよく降れば、農家などにとって「慈雨」となるのだけど、島根をはじめ各地で豪雨となり被害が出ている。

 わが家は高台にあるので、まず冠水・浸水の心配はなく、朝夕は心地よい風が入ってきて、秋の気配を感じるようになった。
 やがて、秋の虫の音♪ お月見に団子♪ そして好きな音楽を聴く♪ やっぱり秋が最高だなあ~。

       アゲイン      マイドリーム


 音楽は、レンタル店が便利だけど、CDにコピーしても音が飛んでしまう。コピー・ガードの関係らしい。私は、ずいぶん以前からオンラインショップ「音楽のある風景」で、好きなセットを選んで購入している。

       アンチェインド・メロディー

 BS日テレなどでよくCMを流している。例えば、「アンチェインド・メロディー」ではベトナム戦争やケネディ葬儀などを、また、「ヒット・カーニバル」では学生運動など60年代の映像を、その曲の時代背景を見せてくれるのでとても懐かしく楽しい。

        大人のジャズ

 「グラモフォン全集」(全60枚)は20年ほど前、二度と入手できない最後の全集というのでまとめて購入(約12万円!)したら、今年7月にグラモフォン100周年BOX(全50枚)が発売された。

         グラモフォン

 人の好みに応じて歌は心を癒してくれる。
 庭先には秋の虫の音♪ 好きな音楽を聴きながら、月見て一杯♪と洒落てみたい。

藤圭子の急死を悼む

  22日、あの藤圭子が突然亡くなった。マンションから飛び降り自殺らしい。

 藤圭子といえば、60年代末から70年代初めにかけて一世を風靡した、私たち団塊の世代にとって“マドンナ”だった。
 前川清との結婚式は、佐世保の俵町教会で行われ、多くのファンの祝福に包まれた時もあった。

      藤圭子

 平尾昌晃は、藤圭子の独特の才能を高く評価していて、自分が歌手から作曲家に転身するきっかけは「圭子の夢は夜ひらく」という曲だったと語っている。
 デビュー曲は「新宿の女」で、「圭子の夢は夜ひらく」が大ヒットとなった。哀愁に満ちた歌いっぷりは、演歌や艶歌でなく“怨歌”だと平尾は評価した。

      平尾昌晃
         
 また、娘・宇多田ヒカルのことを「うちの娘は私より上手」と自慢げに語っていたらしい。平尾は「人生の世渡りが不器用な人だった」「カラオケなどで昭和ブームが戻ってきたので、もう一度カムバックしてほしかった」と悔やんでいる。

 まるで流星のようにスーッと逝ってしまった。享年62歳。心よりご冥福を祈る、合掌。

アフガン、イラク戦争の検証をせよ!

 きょうの朝日新聞に、「イラクの死者を数える」と題したNGO「いらく・ボディー・カウント」のインタビュー記事が載っていた。その要点を紹介しておく。

   ジョン・スロボーダ氏&ハミット・ダーダカン氏

――「(イラク戦争が終わり)米英部隊が撤退したにもかかわらず、この10年間にイラクで殺された外国部隊の兵士(約4800人)とほぼ同じ人数の市民が毎年、命を奪われている」「警察を標的にした攻撃が際立っています。(中略)さらに政府官僚や自治体首長、判事からゴミ収集員まで殺されている。社会がきちんと機能するのを、何者かが妨げようとしているかのようです」(ハミット・ダーダガン氏)

 「イラク戦争を始めた国の説明責任もきちんと検証する必要があるでしょう」(ジョン・スロボーダ氏)「(死者を数えたことで)民間人が、兵士よりも60倍の確率で爆弾テロの犠牲になっていることがわかりました。また、子供は大人よりも爆弾テロで受けた傷で生存する可能性が低い」

 「私たちは収集したすべてのデータをオンラインで公開している。私たちの最大の願いはイラク戦争の教訓を導き出してもらうこと。現在、英国では独立調査委員会がイラク戦争を検証中です」(ダーダガン氏)

           イラクの民間人死者数
            (イラクの民間人死者数)

 私は、3年前に「アフガン、イラク戦争を検証する」というレポートを書いた。
――「9.11米国テロ事件」の直後、小泉首相は「ショー・ザ・フラッグ」(アーミテージ国務副長官)との要請に応えて、「テロ対策特措法」を急ごしらえして、海自艦艇をインド洋に派兵。撤収するまでの8年間、派兵艦艇延べ73隻・隊員1万3300人。

             インド洋での給油活動
              (インド洋上で給油中の海自補給艦)

 また、「ブーツ・オン・ザ・グラウンド」(ウォルフォウィッツ国防副長官)との命令に応えて「イラク特措法」を作り、サマワに陸自をクウェートに空自を派兵した。私が予算委員会で小泉首相に問い詰めた時、首相は「どこが戦闘地域なのか私に判るわけがない。自衛隊の行く所が“非戦闘地域”だ」と信じられない答弁をしたものだ。
 撤収までの陸自3年間、空自5年間、派兵隊員延べ9320人。

             サマワの陸自
              (イラク・サマワの陸自)

 米軍と共に、海外での武力行使に道を開かんとする安倍政権だが、国会でアフガン、イラク戦争と自衛隊派兵の検証をするのが先決ではないか。

終戦の日に想うこと

  あらためて「終戦」「敗戦」の日について考えてみたい。
 人によって、8月15日を「終戦」と呼んだり「敗戦」と呼んだりする。政府は「終戦の日」と呼び、私も含めて平和運動側では「敗戦」と呼んできた。
 
 ところが、10数年前、品川正治さん(経済同友会・終身幹事)が佐世保で講演された時、「『敗戦』という言葉は、次は負けないぞとも読める。『終戦』という言葉は、二度と戦争しないという意味が込められている」と話された。

     財界人の直言
 4年前の京都講演の一部を抜粋してみる。――軍隊内部で激しい対立が起こったのです。(政府弾劾文の署名を強制する参謀の将校たちに対して)戦闘部隊におった人たち(兵士)は「何をバカなことを言っているのだ。310万の日本兵士・軍属を殺し、2千万人以上の中国人を殺し、広島・長崎で一瞬にして20万の命を亡くした。これが戦争だったんだ。『終戦と呼ぶのもけしからん』とは、我々は思わない。「この戦争が終わった」という意味ではない。日本は二度と戦争をしない国にするというのが我々の生き方だ。それ以外にどうやって生きていくんだ。どの面を下げて中国人に会えるんだ。二度と戦争をしないという意味で、我々は『終戦』と呼ぶ。それでけっこうだ」

 品川さんは、とっくに米寿を過ぎられた元財界人で「護憲派」の代表と言っていい。亡き後藤田正晴氏は中曽根内閣の官房長官で、自衛隊のペルシャ湾派遣に体を張って阻止した自民党きっての「護憲派」だった。

    13.8.16朝日・首相、戦争加害責任触れず - コピー
                     (朝日新聞 13年8月16日付)

 ところで、68回目の終戦の15日、政府主催の「全国戦没者追悼式」で、安倍首相の式辞から「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」「深い反省とともに犠牲となられた方々に謹んで哀悼の意を表す」との文言が消えた。同時に、「不戦の誓い」という言葉も消えた。いずれも細川護煕首相から歴代首相が踏襲してきた文言である。

       村山談話とは何か

 同日、3閣僚や国会議員が大挙靖国神社に参拝し、安倍首相も「自民党総裁」名で玉串料を奉納した。式辞で述べた「歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻む」との表明は、まったくの絵空事だ。

    靖国参拝の光景
      (靖国参拝の光景)

 「終戦」「敗戦」の日、各地で多様な「不戦の誓い」の集いが開かれている模様だ。
「戦争しないと明記した憲法九条は、世界の規範だ」という品川さんの言葉を胸に刻んで、頑張らなければと気持ちを新たにする夏である。

夏休み~セミ・トンボ・カブト虫獲りが懐かしい♪

  夏休みも折り返し点を過ぎて、お盆が終わったら子供たちは夏休みの宿題に追われる。
今の子どもたちは、夏休みをどう過ごしているのだろうか?クラブ活動と塾通いそしてスマホで遊ぶのだろうか?

        クマゼミ
          (クマゼミ)

 私らが子どもの頃は、海や川、山をふんだんに駆け回ったものだ。少々危険な所でも、仕事で忙しい親はお構いなしだった。セミを獲るときは、細い竹竿を切ってきて「トリモチ」(ハマグリの殻に入っており、5円で買えた)を竿の先に塗り付けて、木にとまっているセミを狙うのだ。

    カブトムシ
      (カブト虫)

 カブト虫やクワガタなどが蜜を求めて寄ってくる木(クヌギ、カシ、クリ)を先輩たちから教えてもらい、手づかみで獲ったものだ。獲った獲物の入れ物は、父が身の回りの材料で器用に作ってくれた。昆虫の寿命は短いので、夏休み宿題用の「標本」となった。

     オニヤンマ
       (オニヤンマ)

 田平町(現・平戸市)には「昆虫自然園」がある。約3千種類の昆虫が生息しており、子どもたちに人気がある。

     田平昆虫館
        (田平町「昆虫自然園」)

 また、同町在住の昆虫写真家・栗林慧さんは「虫の眼」で見える風景を再現するとして、国内外で有名だ。

      栗林慧さん&バッタ
        (栗林慧さんと昆虫)

 都会の子どもたちは、カブト虫やクワガタはデパートで買うものと思い込んでおり、可愛そうだ。セミやトンボの主な種類も知らず、鳴き声で聞き分けることもできない。なにか切なく寂しい気がする。

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 子どもの頃をことさら懐かしく想うのも、年をとったせいだろうか。

“宇宙のロマン”も台無し!各国のロケット軍事利用競争

  暦の上では立秋を過ぎた。お盆が過ぎ夏の甲子園が終わると初秋だけど、今年の残暑はことさら厳しく熱中症で倒れる人が多いようだ。

 夏の夜空はロマンに満ちていて、宇宙に想いを馳せると俗世間の嫌なことを忘れさせてくれる、といったことをこのブログ(7/21)で書いた。
 今月5日のFBでも、宇宙ロケットH2B打ち上げのことを書いたが、少し付け加えておきたい。(社民党政審の友人Yさんから、「南種子島のホテル経営者が、営業に迷惑だとして打ち上げ差し止めを求めている」「推進剤に使われるヒドラジンという有毒物質がまき散らされる」と教えていただいた)

        H2Bロケット
          (H2Bロケットの打ち上げ)

 H2Bロケットが種子島宇宙センターから打ち上げられたのが今月4日未明。5千人もの見物客が打ち上げ成功に歓喜の声をあげたとのこと。積載された無人補給機は昨日、国際宇宙ステーションとドッキングしたはずだ。
 
     国際宇宙ステーション
      (国際宇宙ステーション)

 国際宇宙ステーションは、2年前に完成し運用終了予定は16年までだが、米国は22年まで延長を検討。運用終了までの総費用1540億ドルらしい。

      H-II_series[1]
 
 宇宙の研究には興味が湧くが、そこに軍事利用の狙いが隠されているなら歓迎できない。
 実は、H2Aロケットの打ち上げに成功した94年頃、ダニエル・エルズバーグ博士(ベトナム戦争極秘文書の内部告発で有名)が長崎で講演された時、聴きにいった。

               ダニエル・エルズバーグ
                (ダニエル・エルズバーグ博士)

 江田五月科技庁長官を訪ねた博士は、長官室の卓上のH2Aロケットのミニチュアを指して「これはICBM(弾道ミサイル)だね」と言ったという。
 博士の驚きは、「日本独自で、大気圏への再突入技術を開発したこと」だった。ICBMに不可欠の技術だ。

 その後、情報収集衛星(実質は偵察衛星)が打ち上げられ、08年には「宇宙基本法」が成立して、宇宙技術の軍事利用に道が開かれた。69年、宇宙の平和利用原則を国会決議してから40年余、まさに隔世の感がある。

        情報収集衛星を打ち上げるH2A
          (情報収集衛星を打ち上げるH2Aロケット)

 要するに、大国同士、何かと理由をつけ技術を競い合って、宇宙空間で“覗き見”“盗み聞き”ゴッコをしている訳だ。この有り様では、宇宙のロマンも萎んでしまう。

68年目の原爆忌に想う

  被爆68年・原水禁世界大会が終わった。関係者の皆さん、酷暑の中での準備など、本当にご苦労さまでした。
 いくつか気付いたことを書いておきたい。

 毎年、連合主導で原水禁(旧総評系)と核禁会議(旧同盟系)も参加する「平和集会」が破たんした。原因は、原水禁が求める「脱原発」に、電力総連も加盟する核禁会議が反発したためらしい。

 電力総連は、「3.11フクシマ原発事故」に係って、何ら内部からチェックしたことなどかった。「汚染水垂れ流し」をはじめ東電の事故後のデタラメな対策についても、全くの会社任せだ。
 私は、九電の「プルサーマル計画」に関して電力総連のH.Pには「歓迎すべきこと」と記載されていたことを覚えている。

         福島第一原発
         (福島第一原発:事故から2年半、事態は一層深刻になっている)

 私が知る限りでも、電力総連出身の参院議員が二人いる。同総連は、彼らに年間数千万円の政治献金を行っており、議員らは電力会社の代弁者として振る舞うわけだ。
 電力総連や核禁会議が、「脱原発」にクレームをつけるなどおこがましいにも程がある。これは、団体間の“ケンカ”などではなく、国民に対する背信行為だということを自覚すべきだろう。

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      (憲法九条の制約で「空母」とは呼べない。護衛艦「いずも」の進水式)

 安倍政権の“無神経さ”も極まれりである。広島の原爆忌(8/6)に合わせるかのように、この日、海自最大のヘリ搭載型護衛艦「いずも」(基準排水量:19,500トン)が横浜で進水した。

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          (朝日新聞 13年8月8日付)

 中国のメディアは「準空母の進水」「旧日本軍艦と同名」と報じ、韓国メディアも「広島原爆投下68周年の日、空母級護衛艦進水」と報道した。
 8日には、「集団的自衛権」容認派の小松一郎氏を内閣法制局長官にすることを閣議決定した。

       故郷を捨てる
         (故郷・ロンゲラップ島を捨て去る住民たち)

 8日、オリバー・ストーン監督の講演を聞きに長崎に出かけた時、会場で旧知のフリーカメラマン豊崎博光さんと出会った。世界の「核被害者」を撮り続ける第一人者である。彼との出会いは、30数年前に佐世保で「豊崎博光・写真展」を開いた時で、いらい大切な友人となった。

         マーシャル諸島

 核廃絶への道のりは遠いが、諦めることなく「核のない21世紀」を追い続けたい。それが、ヒロシマ・ナガサキ・フクシマをはじめ世界各地の核被害者へのこの上ない慰霊だと信じる。

また、沖縄で米軍ヘリが墜落した!

  またか! 沖縄で米軍ヘリが山林に墜落した。
事故現場は米軍キャンプハンセン内の山林。空軍嘉手納基地所属の救難ヘリ(HH60)が訓練中に墜落・炎上したとみられる。

       米軍ヘリ墜落現場

 現場付近ではヘリが低空訓練をすることが多く、事故もちょくちょく起きていると我部政明・琉球大教授は指摘している。
 日本との面積比25倍という広大な土地を有する米国でならまだしも、この狭い沖縄でしかも住宅上空で低空訓練をすること自体に無理がある。

   全軍種でみた事故率

 例えば、イタリアでは、お昼寝タイム「リポーゾ」(夏場の13時~16時)の時は米軍機もエンジン・キーを切って静かにする(屋良朝博著「砂上の同盟」より)。ドイツでも、米軍基地に独国内法を適用するので、米軍の勝手気ままは許されない。

    沖縄国際大に米軍ヘリ墜落1
      (沖縄国際大に墜落した米軍ヘリ)

 事故のたびに米軍は、事故の原因究明と再発防止を口にするが、白々しい。
 沖縄国際大に米軍ヘリが墜落した時(04年)、米軍は墜落現場に日本警察の立ち入り調査すら許さなかったことは、まだ記憶に新しい。
 
 現代戦は、情報・IC・ミサイルなどが主で、「海兵隊で殴り込む」などというのは古い時代の発想だ。外国に基地を置くのもトラブルの元で、海上基地を想定した「シーベーシング戦略」を進めつつある。その場合、中継拠点はグアムとされている。(前記「砂上の同盟」に詳しい)

          防衛相に再発防止の要望書を手渡す仲井真沖縄知事
           (小野寺防衛相に再発防止の要望書を手渡す仲井真・沖縄県知事)

 在沖海兵隊は、ヘリと一緒にグアムもしくはハワイまで撤収しても戦略上なんら問題はなく、むしろ沖縄県民の犠牲半減で歓迎されること必定だ。

“夏の風物詩”花火大会を観に行けなかった・・・

  う~ん残念・・・。きょうは「させぼシーサイドフェスティバル」の花火大会があり、10数年ぶりに観に行く予定だった。
 だけど、夕方、小雨がパラツキはじめ帰りの列車も混雑しそうなので、けっきょく行くのを断念した。

    14772[1]

 打ち上げる花火は約3000発。見物客は24万9千人(昨年)で、佐世保市の人口(25万7千人)に匹敵する賑わいだ。

 花火の歴史を調べてみると、起源は中国で6世紀頃、武器として使ったらしい。西欧に伝わったのは13世紀以降という。
 日本では、室町時代の15世紀に記録が見られるという。鉄砲伝来の16世紀以降、宣教師や「唐人」など外国人の手で花火が作られる。江戸時代に入ると花火専門の「火薬屋」が現れ、幕府は隅田川以外での花火大会を禁じたらしい。

       19世紀頃の両国花火
         (歌川広重の両国花火 19世紀頃)

 佐世保の花火大会は、かなり以前から続いているが、「させぼシーサイドフェスティバル」の花火大会は今年で9回目だ。
また、米海軍も独立記念日には基地を開放して、イベントや花火大会を実施してきた。しかし、「9.11」以降はテロ警戒に加え財政難のためイベントは中止し、寄付金を募って花火大会をかろうじて続けている。

     15583[2]

 全国の花火大会は200カ所を超えるという。浴衣姿にうちわ、賑わいの出店、華麗な花火は、やっぱり最大の“夏の風物詩”だ。

    ドドーン♪  フィナーレの花火の大きな音が、わが家まで聞こえてくる。

あまりに無駄な「ソマリア沖派遣」と「海外基地」

  私が、「ソマリア海賊対策に自衛隊は不要」というレポートを書いたのは、ちょうど4年前だった。
 ソマリアは内戦などで無政府状態が続き、国際社会から見放されていたのに、「海賊」の出現で一躍スポットを浴びた。国連決議をもとに各国が競って艦艇を派遣した。
 当初、慎重だった防衛省は、中国が艦艇を派遣するや、負けてはならじとばかりに「海賊対処法」の成立を待たずに別の理由を設けて護衛艦を派遣したのだった。

         護衛艦さざなみ
          (「海上警備行動」を理由に初派遣の護衛艦「さざなみ」)

 反対行動の立ち上がりが遅かったのに業を煮やした紛争屋・武器解除人の伊勢崎賢治大学教授は「憲法九条は日本人にはもったいない」と痛烈に批判したものだ。
 
          伊勢崎賢治さん
           (朝日新聞 09年5月2日付)

 防衛省のホームページでは、471回護衛し延べ隻数2998隻(7/5現在)と誇らしげに書いてある。果たして、派遣の「効果」はどれ程のものか?海賊の出没は年々増えている。

地域別海賊発生件数

 より重大なのは、ジプチに恒久的な自衛隊基地を建設したことだ(11年7月)。自衛隊史上初の“海外基地”の誕生である。
 また、自衛隊初の陸・海・空による統合部隊を編成し運用している。さらに、今年12月から護衛艦1隻を米国などの多国籍軍(合同任務部隊)に編入する予定だ。まぎれもなく、“集団的自衛権”行使の先取りにほかならない。

   派遣部隊の編制
    (「防衛白書」H.24年版より)

 マラッカ海峡の海賊対策では、東南アジア各国と協力して海賊を激減させることに成功した実例がある。
 ソマリアやイエメンの沿岸警備隊の再建・強化策はどこまで進んでいるのだろうか?ソマリア沖違法操業の取り締まりはどうなったのか?ソマリアの国づくりは遅々として進まないでいる。

   海賊対処活動
      (「防衛白書」H.24年版より)

 自民党の政治家らは「アデン湾に日の丸を翻すことに意味がある」との思いだが、大した効果もない陸・海・空自衛隊派遣やジプチ基地の維持に、一体どれほどの費用を必要としているのか?知り合いの議員に頼んで、「質問主意書」で政府に質してほしいと思う。

      護衛艦ありあけの出港に抗議する集会
       (前畑岸壁 「ありあけ」派遣に抗議行動 ブログ「西風に吹かれて」より借用)

 29日、護衛艦「ありあけ」が第16次隊として佐世保を出港した。地区労や社民党、市民団体が抗議行動を行った。人数は少なかったけど、持続することこそが必要だ。
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今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)