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プロフィール

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Author:FC2USER537587ATX
今川正美のブログへようこそ!

生年月日 1947年8月7日
住  所 長崎県佐世保市
学  歴 佐世保北高等学校
     卒業(66年)
     佐賀大学農学部農
     学科中退(68年)
職  歴 佐世保地区労書記
       (68年)
     佐世保地区労事務
     局長(94年)
政 治 歴 衆議院議員
     (2000年・1期
      社会民主党)


異常な猛暑と温暖化を考える

 今年の夏は耐えられないほどの暑さだ。気象報道では「危険な暑さ」というこれまでにない表現を使っている。
 実際、西日本では死者200人を超す豪雨に見舞われた。立秋を過ぎても「災害級」の猛暑が日本列島を襲っている。
 地球環境は限界を超えつつあるのか。朝日新聞が「プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)」の研究を主導したヨハン・ロックストロームさんにインタビューしている。(8月2日付)

       2017071000009_1[1]
       (ヨハン・ロックストロームさん)

――私たちは、世界中で豪雨や熱波、ハリケーンなど、異常気象の頻発を目撃しています。ただ、西日本豪雨が温暖化の影響かと問われれば、『イエス』とも『ノー』とも言えます。世界の平均気温は産業革命前より1.1度上昇しました。
――複雑なプロセスの一つが、気温上昇による大気中の水蒸気の増加で、豪雨が増える。温暖化と豪雨災害を切り離すことはできません。
 一方で、個々の異常気象と気候変動を単純に結びつけることはできません。地球の気温は上昇しており、結果として気候変動が起きている。温暖化は異常高温だけでなく異常低温も引き起こします。
――パリ協定(1.5度)を下回る1.1度になっているのは、大気汚染などによるエーロゾル(浮遊粒子状物質)に日射を遮る冷却効果があるからで、これがなくなれば1.5度近くに急上昇することを覚えておくべきです。地球の気温は、すでに最終氷期終了(約1.2万年前)後で最も高くなっています。

     プラネタリ・バウンダリーの概念図

――プラネタリー・バウンダリー(地球の限界)の気候変動の限界値である1.5度は目の前に来ています。2度未満に抑えるには、化石燃料の使用をやめるだけでなく、ほかの項目が限界値を超えないようにしなければなりません。
――地球の陸地や海洋の自然生態系が、いまの均衡状態を保とうとする回復力を失わないようにすることです。そのための土台となるのがプラネタリー・バウンダリーの枠組みで、中核が気候システムと生物多様性です。
 地球の回復力には亀裂が生じています。2015年と16年、世界の二酸化炭素(CO2)排出に歯止めがかかった。大気中のCO2濃度上昇にもブレーキがかかると思ったら急上昇したのです。人間がCO2排出を削減したのに、森林や海などの自然生態系がこれまでのように吸収しなかったのです。回復力喪失のサインでしょう。

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     (南極の氷山)

――気候変動と生物多様性の損失、土地利用の変化、窒素とリンによる汚染の四つはすでに危険領域に入り、事態は悪化しています。
 かつて、自然を守るには犠牲が伴うと考えられていましたが、いまや収益性の高いビジネスや成功の好機になりました。再生エネが化石燃料より安くなって広がったように、いまの変化は持続可能性にこそ収益性があると分かったから起きているのです。
――(日本には、環境対策が経済や雇用にマイナスという考えが根強く残っています、との問いかけに対して)環境問題の解決のために、環境だけに注目するのはやめなければなりません。それは経済や雇用、豊かさ、繁栄の問題なのです。ただ、変革は急を要します。政治やビジネスのリーダーシップが必要です。

     39232241-地球温暖化[1]
     (地球温暖化)

――プラネタリー・バウンダリーの考え方は、SDGs(持続可能な開発目標)と強い関係があります。SDGsは、すべての国にとって地球の限界内で発展するためのロードマップであると言えます。日本やスウェーデンのような国は、SDGsを最高レベルの政策に位置付けなければなりません。

 ずいぶん以前、このブログで温暖化のことを書いた。北極圏研究の国際的権威と言われた赤祖父俊一氏(現在88歳)の論評を紹介しておいた。
 地球温暖化の原因の六分の五は「小氷河期(1400年~1800年)から地球が回復中」のためであり、もっぱらCO2が原因のように言うのは間違っており原発推進派の陰謀だと主張しておられた。

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     (太陽光発電モジュールの背景)

 いずれにしても私たちは、自然生態系の回復力が喪失するかどうかの瀬戸際に立っているように思う。一人一人が深刻に受け止めて行動すべきではないだろうか。
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夏休みの宿題と子どもの遊具

  夏の甲子園が始まった。今年で100回の記念すべき大会だ。この時期になると、子どもらは「夏休みの宿題」を始める。虫好きの子どもらは今も昔も変わらない。だけど、今でも大きな虫取り網を手に山の中に入り込んでセミやクワガタなどを追い求めているのだろうか?そんな姿を見たことがない。

 semi[1] - コピー   クワガタ - コピー

 オニヤンマ  アオスジアゲハ - コピー

 標本の作り方2  標本の作り方1

 私が子どもの頃は、虫取り網や鳥もち竿を手に、やぶ蚊に刺されながらセミ・トンボ・クワガタなどを捕ったものだった。親は仕事で忙しく「危ない所に行くな」なんて言いもしなかった。捕った昆虫を家に持ち帰り、殺虫剤で殺して腐らないようにアンモニア水などで保存。その後、大きな箱に昆虫をピン止めして名前を書き『昆虫標本』を作るのだ。昆虫図鑑は名前を調べる。(※「鳥もち」と言っても今の子どもらが知る由もない。駄菓子屋にハマグリの殻に入れて5円か10円で売ってあった。)『折り紙の水族館』もよく作った。魚や貝などを折り紙で作って、紙で作った水族館の中に吊るすのだ。
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 あの頃は、今に比べて子どものおもちゃなどは限られていたけど、いろんなものを工夫して作って楽しんだものだ。
 例えば、紙飛行機、竹トンボ、竹馬、手作り凧、独楽などいろいろあったね。何かと器用な父が教えてくれたのは「竹製の武者」や「潜水艦」。潜水艦はブリキ片とゴムを付けると、水中に潜る。また、不要な木材を使って滑車を付けて自動車みたいに作り、ブレーキも付けて道路を滑り降りて行く。道路を走る車は限られていたので危険はなかった。

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 一方、秋になると、スズムシの捕り方も教えてくれた。マッチ箱に焼いた味噌を入れて石垣に仕掛けて捕る。虫かごに一杯入れて小学校に持っていき、級友たちが奪い合ったものだ。
 今の子どもらは、カブトムシやクワガタなどはデパートなどに売ってあるものと思い、捕り方など全く知らないのではないだろうか。
 もっとも石垣もコンクリート製なので、スズムシなどがいるはずもないのだが。

 公民館祭りなどでは、お年寄りがこうした昔の遊具の作り方を教えている。そうしたお年寄りもめっきり減ったが、子どもたちにぜひ伝承していきたいものだと思う。

国会総括と参院選の野党共闘について

  国会が閉会して1週間。これほど国会審議がないがしろにされた国会はあるまい。
 公文書が改ざんされ、廃棄され、「ない」とされた文書が見つかる。答弁のウソが明らかになる。

       籠池泰典
       (籠池泰典氏)

 国有地売却を巡る「森友学園」と獣医学部新設を巡る「加計学園」の問題。
この問題を徹底追及する野党に対して、メディアなどから「モリカケ批判より法案審議」をやるべしとの批判があったが、安倍政権擁護と受け取られかねない主張だ。
 公文書改ざん、ウソ答弁など国会審議の根幹を揺るがす問題だ。野党の証人喚問を受け付けなかった与党の方が問題だ。

     安倍首相&加計理事長
     (安倍首相&加計理事長)

 重要法案では、安倍政権が最重要法案と位置付けた「働き方改革法案」。裁量労働制の調査データの誤り。過労死を助長すると批判された「高度プロフェショナル制度」。
 カジノ法案では、依存症対策の実効性や社会への弊害など、核心部分で疑問点が浮上した。
 さらに、自民党提案の公職選挙法改正では、定数6増が「合区救済」にあることは明白で、まさに党利党略であった。

     片山善博・元総務相

 ここで特に指摘しておきたいのは、公文書改ざんをめぐる政府の「再発防止策」である。自治省出身の片山善博・元総務相は次のように指摘している。
――防止策では、大臣や副大臣へのペナルティーについて触れておらず、肝心な点は抜け落ちてしまった。
 佐川宣寿・前理財局長はあっけらかんと「(記録は)廃棄した」と言ってのけるなど、かつての国会ではありえない光景だ。
 公文書作成では、上司が納得して決裁できるよう正確な資料もつけて準備するのが基本。データや前例を調べ、どんな指摘を受けても説明できるよう論拠も整えておく。
 だから、改ざんの指示など想像できない。

 問題はこのような政権が、官僚の人事を握ってしまったことでしょう。
一強政治のもとで、権力の暴走に歯止めをかける装置が傷んでいるのではないか。公務員の意識改革は必要だが、組織をおかしくした責任は経営者、つまり政権にあることを忘れてはならない。

       石破

 今、自民党では9月の総裁選をめぐる各派閥の駆け引きの真っ最中。5年7か月に及ぶ長期政権の下、「安倍一強」になびく危うさだ。
 予想される秋の臨時国会。野党は、逃げの一手の安倍政権を徹底的に追及すべきだ。同時に、来年の参院選に向けて野党共闘の態勢を整えて、参院での「与野党逆転」を目指してほしい。

常田富士夫さんを悼む

 子どもたちにこの上なく親しまれた俳優の常田富士夫さんが、脳梗塞で亡くなった。享年81歳。

       常田富士夫

 「天声人語」(朝日新聞7/21付)が追悼しているので、紹介する。
――「むかしむかし」の語り出しをこれほど磨き上げた俳優がいただろうか。人気テレビ番組「まんが日本昔ばなし」の語り手を、市原悦子さんとともに20年間務めた。
 放送当初は30代後半だったが、声と息、間合いをみごとに演じ分けた。悪者を演じても、声に愛嬌があって憎めない。どこの方言とも違う独特の言い回しが、画面に浮かぶ農村風景と溶け合った。

       市原悦子

――長野県で生まれ、終戦翌年に熊本県へ移る。曇り空の多い10代を送ったようだ。
 薄日が差すのは俳優の世界に進んでから。市川崑監督の「細雪」では、甥のお見合いの席で俗臭をふりまく中年男性の役。アニメ「天空の城ラピュタ」では神秘の鉱石に詳しい老人の声。その印象は格別に濃かった。

――「昔話は人間の知恵を伝える財産」。晩年まで各地をめぐり、民話の朗読や講演を続けた。「正直者のじいさんは長―く慕われましたそうな」。包み込むような語りがいまも聞こえる。

   きつね女房  花咲じじいさん
    座敷わらし  舌切り雀

 わが家でも、三人の子どもらのために毎週放送の「まんが日本昔ばなし」を約300話分VHSテープに録画した。
風邪など機嫌の悪いときは、テレビの前に布団を敷いてそれを映し出してやると機嫌が直り、ストーリーはほとんど覚えたほどだ。
 視聴者からの再放送待望の声も多いようだが、現在はDVD10巻セット(1巻4話。3万円)で売り出されている。
 これとは別に、常田さんのシリーズ「日本民話」も面白い。

 日本昔ばなし(10巻セット)   745_1[1]

 その後、常田・市原シリーズとは別物で、「ふるさと再生・日本昔ばなし」「ふるさと巡り・日本昔ばなし」が放送されていたが、今年3月、終了した。
 現在、テレビなどでは子ども向けのまんがやアニメは多いが、「まんが日本昔ばなし」のような番組がほしいものだ。

日本に人類が登場したのはいつ頃か

 七夕祭りと天の川。宇宙の起源は約130億年前と言われる。私たちの属する太陽系は天の川の端っこにある。

      天の川銀河
      (天の川銀河)

 人類の起源―石器時代は約200万年前だ。では、日本に人類が登場したのはいつ頃か。
 今月11日~14日の朝日新聞の記事が興味深い。

――最初の「日本列島人」は3万年以上前に、海を越えてやってきたと分かった。旧石器時代の今から3万8千年前ごろになって突如、遺跡が多数現れるからだ。
 朝鮮半島から北部九州への「対馬ルート」、台湾から琉球列島を北上する「沖縄ルート」、大陸北側からシベリア経由の「北海道ルート」の三つが存在したと考えられている。

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――「沖縄ルート」に着目するのは、琉球列島で近年、旧石器時代の新たな発見が相次いでいるからだ。石垣島の白保竿根田原洞穴遺跡で2万7千年前の人骨が見つかり、沖縄本島のサキタリ洞遺跡では2万3千年前の貝製の世界最古の釣り針が確認された。
台湾付近から、舟で黒潮を乗り越え、最も近くの与那国島へと渡り、さらに琉球列島を島伝いに舟で北上したのではないか。この仮説を古代の舟で航海して実証しようというのが「3万年前の航海、徹底再現プロジェクト」(国立科学博物館)だ。
 当時の技術で考えられるのは、手こぎの草舟、竹舟、丸木舟など。現地の材料を当時の道具で加工できるか確かめて、風や星で方角を読み取るすべを学んで航海する。

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――彼らはなぜ日本列島をめざしたのだろうか。
 過去5万年間にアフリカから世界中に広がっていった私たちの祖先は、技術を用いて、寒冷地にも向かった。
 米大陸に到達すると、わずか千年足らずで北から南に縦断したらしいことも分かってきた。

――金沢大学の研究グループは、約2500年前の縄文人の全ゲノム(遺伝情報)を解析した結果、約8千年前の東南アジアの遺跡で出土した古人骨から得られたゲノム配列と似ていることが分かった。
 この結果を東南アジア各国の遺跡で出土した人骨や現代人のデータと比較すると、先史時代の人々は六つのグループに分類できることが判明。そのうちの約8千年前のラオスと、約4千年前のマレーシアの遺跡で見つかった人骨のグループのゲノム配列の一部が、伊川津貝塚(愛知県田原市)の人骨と酷似していた。
 同研究グループは「東南アジアの一部にいた人々と、日本列島の中央に位置する伊川津貝塚の縄文人が、遺伝的に深いつながりのあることが実証された」と話している。

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 専門家たちの気の遠くなるような研究に敬服する。これからもどんな発見があるのだろうか?
 人類の起源、宇宙の始まりと終末とはどんなものか、興味は尽きない。(追記:NHKスペシャル『人類誕生 ホモサピエンスついに日本へ』2018年7月15日放送が参考になる)
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